オトー級警戒発動艇

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Otto Class Patrol Motorboat

【概要】
民主連邦海軍が現在運用している警戒発動艇、もとい沿岸警備艇。
(名前がややこしいのは本兵器に限ったことではない)
初の強化プラスチック製船体等可能な限りの軽量化と大馬力エンジンを組み合わせた結果40ノットという高速性を得ることに成功した。
なおとても小型の為荒天時には出撃できないし少し波があると大きく揺れるため酔い止めは必須である。
乗員からは「ロデオマシーン」と呼称され恐れられている。
とはいいつつ生産性の高さや利便性から今日も長大な民主連邦海岸線を何とか守っている健気な子である。


【開発経緯】
半島国家、民主連邦の海岸線は真に長大なものであった。
入り組んだ複雑な半島部、多数の島嶼から成り立つ海岸線は海産資源や貿易などによる多大な利益を古来より与えていたが、それと同時に海防の困難さを否応なく与えていた。
世界でも有数の長さの海岸線をどうすれば効率よく哨戒・防衛できるのか。
民主連邦海軍はその問題に常に直面していた。

無印
〈民主連邦を取り巻く長大な海岸線。〉

さて、今まで海軍は大型艦を運用することにより外洋にて敵戦力を撃滅する方針であった。
そのために重厚長大な大型艦、そしてそれには巨砲が集中的に積み込まれた。
補助艦の運用には消極的であった。

しかし近年の周辺諸国海軍の大幅増強は民主連邦海軍の戦略を根本から覆すことになったのである。
かつてあった艦艇の優位性はその質量共に崩壊し、圧倒的な戦力投射のよる外洋撃滅方針は撤廃された。
また、某国による紛争により発生した難民が小型船に乗り海軍の哨戒線を潜り抜け民主連邦本土に上陸した事件も発生した。
幸いこの事件はすぐに収束したが、もしこれが敵性国家の破壊工作員だったら…と海軍上層部を青ざめさせるには十分であった。
かくもここまで哨戒線が脆弱であったのは小型艦が圧倒的に不足していたためと考えられたのである。

そこで海軍軍令部は生産が容易な哨戒艇の製作を民主連邦軍需産業のトップである銀星重工に命じた。
銀星重工の開発陣は軽く、かつ生産性が高い強化プラスチックを船体に取り入れ軽量化に努めた。
この決定には銀星重工が石油化学工業は比較的得意であった為と言われている。
また機械部品全般に弱い同企業は要となるエンジンや無線機等を海外から輸入しより無難な性能にまとめ上げた。
他国製を多く利用した理由は銀星重工自体がこの地味な哨戒艇生産に乗り気ではなかったためという説が有力である。
当時銀星重工は原子力潜水艦の生産にまい進しており、生産施設や労力を哨戒艇に割きたくなかったのである。

哨戒艇のプロトタイプは試作命令から3ヶ月という短い期間で完成、一部備品の追加が行われたのみで本生産に入った。
強化プラスチック製の船体は意外と頑丈であり、メンテナンスもしやすいため乗員からは好評であった。

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【乗員:3名 最高速度:40ノット 固定武装:20mm機関砲*1 時限機雷*2】

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機雷を敷設することができる。民主連邦海軍では実は機雷を搭載できるのは本兵器のみである。

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他国から輸入した発動機。民生用であったが二機束ねたことにより強力な推進を発揮してくれる。
乗員が保持しているのは携帯式の誘導型対戦車無反動砲だが敵艦相手にこれをぶつけるというのも酷である。
でもこれしかない。

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基地に停泊する警戒発動艇。前面の20mm機関砲は異様な威力を見せてくれる。対地対空用。

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必要最低限の物しか備え付けられてはない。当然長距離長期間の航海は不可能。
一日で帰るようにしたい。というか帰りたい。




【開発後記】
実は今年初めには既に完成していたりする作品だったりする哨戒艇。
遅れた理由はあんまり特徴がなく普通に優秀そうな兵器だなぁと感じていたからだったり。
書きにくいんですよ失敗兵器じゃないと。
こういう未公開兵器がたくさんあったりします。公開したい。
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駄作兵器と失敗兵器と旧兵器が大好きな人。
ロマン溢れるいろいろと歪んだ兵器をレゴで作るのが趣味。

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