十三年式主力戦車 バリスタ

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13th Year Type Main Battle Tank Balista


【概要】

八年式主力戦車ホプリタイ十一年式重戦車プラエトリアニに代わる三代目の主力戦車。
時代を逆行したフォルムと性能を持ち、俗に「第-2世代戦車」と言われる。
主力戦車の割には多種多様な武器を持ち、歩兵支援には最適だと思われる。
アストメリア共和国との共同開発。といっても同共和国は全く採用していない…。

なお対戦車戦闘はお察し。


・開発経緯

民主連邦にとって「主力戦車」は宿命的なものであった。
最初に完成した八年式戦車や性能に劣り、更に量産しがたいものであった。
八年式の製造ラインは止まり、工員は工場内でサッカーに興じる始末であった。

次の十二年式は性能には困らなかった。
ただし明らかに「超重戦車」であった。そもそも市街地に入れないのだ。
そして八年式を更に倍加したコストは製造を絶望的にさせた。

それ以降民主連邦陸軍では重装甲車に戦車並みの性能を与えて何とかやりくりしていた。
しかし主力戦車開発の野望が消えたわけではない。
予算さえ、予算さえ手に入れば直ちに開発に着手できる。

転機がおとずれた。戦車開発の予算の獲得に成功したのだ。
これで主力戦車、他国に引けを取らない主力戦車を走らせることができる。
後進技術国のメリットは先進国の技術から自由に組み立てれることである。

技術技官たちは主張した。電子機器をAMRから輸入して命中精度を高めた最新の電子戦車を作ろう、と。
陸軍将校たちは言い切った。BRから戦車を一台輸入して参考に、そしてバランスのとれたMBTを目指そう、と。
砲兵隊長たちはこう言った。USLCから大口径砲を輸入して砲塔に載せよう。火力こそが正義だ、と。
いずれの意見も夢が溢れていた。

この流れに便乗したのがAMRにある兵器企業、STUD SYSTEMSである。
彼らは第一次世界大戦期の戦車を参考にしたロマン溢れる戦車を試作案として陸軍省に売り込んだ。
陸軍大臣と参謀総長はたちまち魅力に取りつかれた。ちょろいもんである。

AMRスポンソン
〈試作案で提示された戦車。ロマンの塊である。〉

反対意見も泣き言も喚き声も無駄であった。
ロマンの前にすべては粉砕された。
戦車兵は憂鬱な顔つきであきらめ、歩兵は無言で立ち去った。
こうして三代目となる民主連邦陸軍の戦車は製造に移された。
基本はAMRの提示したままで、一部兵装に変更を加えている。

十三年式中戦車
【乗員:5名 武装:75mm短身砲*1 37mm戦車砲*1 7.7mm万能機関銃*2】

横から
〈横からの図。スポンソンが見える。見てわかる通り第何世代戦車とかそういう問題ではない。〉

後部
〈エンストした一台。後部がよく見える。後部エンジンハッチ周辺が弱い装甲の中で殊更に一番弱い。〉

演習
〈車体は意外と大きい。なお名前の「バリスタ」とは古代ローマ軍が使用した弩のことである。〉

中身
〈内部の様子。外の履帯は大きいが内部は見かけほど広くないのがわかる。というか狭い。〉

諸外国からは「どうしてこうなった。さすがDUL…。」と言われている。
民主連邦的には平常運転である。


【実戦】

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〈市街地に突入する本戦車。〉

いろいろと低スペックな本戦車、バリスタだが主力戦車という事もあり様々な地域に派遣されている。
なかでももっとも大規模な実戦経験だったのがデクタニア戦役である。
友邦アストメリア共和国が隣国デクタニア国から侵攻された時に同盟に従って民主連邦陸軍は支援部隊を派遣したが、その中にバリスタは新鋭戦車として複数台配備されていた。

歩兵支援としては最適であったがいかんせん対戦車能力や装甲が絶望的であった。
特に装甲防御力が厳しく、デクタニア国が用いる対戦車ミサイルによって相当数が撃破されたと推測されている。
もっともアストメリア国防軍の奮闘により対空や対戦車戦闘はあまり発生しなかったがもし勃発したとすれば損害はさらに増したであろう。



【開発後記】
ポポさんが素体を開発、筆者が一部武装を改造して完成した戦車。
ロマンにあふれていますね。
B1bisに似ているって言われたんですがどうでしょうか?
かなり気に入ってる作品の一つです。オフ会とかには良く持っていきますね。

おまけ。兵器を設計するときにたまに概念図というか絵を描くのです。
今回の戦車はこんな感じ。絵心がないなぁ。
新型主力戦車設計図
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No title

 初めましてケーニッヒさん。プロキオ公国管理人のvol.12.0です。

 ケーニッヒさんが開発したロマンある兵器が迫力とリアリティがあって、いつかこういうのが作れたらなと思いながら見させてもらっています。バリスタ主力戦車も開発過程(ロマンに追求したところ)から迫力まですごいです。これを採用する軍部もすごいと思いました。


 それと話はそれますが、リンク接続を提案したいのですがどうでしょう?参考にならないどころかどうしようもない低クオリティの私のブログでよろしかったらお願いします。長々と失礼しました。

No title

お、感想ありがとうございます!
軍部が無能すぎる国、DULです。

この戦車ですが本文にある通りアストメリア共和国の主権者、ポポさんに協力してもらって完成した作品です。
イメージとしては第一次世界大戦後、第二次世界大戦前の戦間期に作られた戦車を参考にしています。
武器が多ければ強い、そんな単純思想はロマンを感じますね。
まぁ意味はなかったのですが。

相互リンクですが是非ともお願いします。
嬉しいなぁ。

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けーにっひ

Author:けーにっひ
駄作兵器と失敗兵器と旧兵器が大好きな人。
ロマン溢れる歪んだ兵器をレゴで作るのが趣味。
コメントいただけると嬉しいです。
どうかよしなに。

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