ある科学者の悲劇

9時。海王の主任技術者であるポルッシェ博士は会社に出勤した。
いつもの変わらない生活が始まるはずであった…。

日課
ポ「よし 今日も仕事がんばるぞー。とりあえずロケットエンジンを推力にした戦車を作ろう。」

しかし運命はそれを許さなかった。

工事
作業員「最近この液体タンクガタが悪いなぁ…よし そっちもっといてくれ」

悲劇
作業員「あっ!!」

悲劇
社員「はかせー!!ポルッシェ博士ー!!!」

ポルッシェ博士は液体タンクごと中に入っていた薬品を頭からもろにかぶった。
奇跡はこの時に起こった。
ポルッシェ博士は後にこう語る。
「あの時私は死にかけていたのがわかった。その時何者かが声をかけてくれたのだ。確かにあれは幼女であった…。」

奇跡
社員「博士!生きてますか―…!?!?!?」


【陸軍省にて】
陸軍省にて

陸軍大臣「おいエムデン。ポルッシェ博士重傷らしいけど本当か?今日会談する予定なんだが。」

大統領補佐官「液体タンクの下敷きになったそうです。心配ですね…。」

新副大統領「一応ここに向かっているそうでs…(ピキーン)この気配は…!!」

ケーニッヒ少将「あ、ポルッシェ博士が来ました!通します!」

再会

はかせ「やぁ陸軍大臣。久しぶり。」

新副大統領「幼女だ…!!」

陸軍大臣「ほら、お母さん心配してるから早くおうちに戻らないとねー」

はかせ「いやいやいや。だからポルッシェだって。でそれで今回の新規設計兵器だが…。」

大統領補佐官「ちょ そのまま進めないでください!何があったのか全く理解できないんですけど!?」

はかせ「あれだよ イメチェンだよ。」

新副大統領「素敵なイメチェンですね。」

大統領補佐官(えぇー…。)

陸軍大臣「で 何があったのかな博士。」

はかせ「なんか薬品頭から浴びたらこうなったんだよね…あ、中身はおっさんだぞ副大統領。」

大統領補佐官(そうじゃん中身幼女じゃないじゃん…)

はかせ「それはともかく研究予算がほしいから伺ったんだが…。」

陸軍大臣「あ 全部採用。異議なし?」

新副大統領「異議なしですね。」

大統領補佐官(だから中身おっさんなんだって…)



【どーでもいい人物紹介】

フェルナンド・ポルッシェはかせ
はかせ
海王モーターズの主任技術者にして社長。
天才だけどいろいろおかしいためいろいろとおかしい兵器を作る。
モットーは「ナンバーワンよりオンリーワン」
諸事情により幼女となった。
尚筆者はロリコンではない。


スポンサーサイト

十三年式機動兵器 フェルナンド

13th Year Type Mobile Vehicle Fernando

【概要】

民主連邦初の二足歩行兵器。
海王モーターズの天才技術者、フェルナンド・ポルッシェ博士による狂気の産物。
ポルッシェ博士は二足歩行兵器の民主連邦におけるパイオニアとなった。
はじめはゲテ物と思われており試作どまりであったが、高い機動性とそこそこの火力が好評の為民主連邦海軍に配備されることとなった。
生産性・整備性も高い満足の一品。


【開発経緯】

二足歩行兵器。
その未来的なスタイルは漢のロマンである。
しかしブリック共和国等二足歩行兵器の先進技術を持つ国と関係あるのにも拘らず、民主連邦自体は驚くほど消極的であった。
要はレトロな兵器が好きだったのである。
二足歩行兵器ないしロボットはそれとはまったく対極の位置にあった。

しかしある技術者がその状況をひっくり返してしまった。
フェルナンド・ポルッシェ。海王モーターズの主任技術者兼社長である。
ある日何の変哲もない依頼が民主連邦陸軍から彼に持ち込まれた。
それは銀星重工で生産している十一年式四輪自動貨車を需要の拡大に伴い海王モーターズにも生産してほしいというものだった。
パーツをもらいその通り組み立てて陸軍に納入するだけの簡単なお仕事である。
博士は二つ返事で引き受け、部品は銀星重工から海王モーターズへと運ばれた。

民主連邦陸軍の高官たちは安堵した。
ポルッシェ博士はいろいろとおかしいが今回は大丈夫だろう、と。
しかし博士の飽くなき技術者魂はそれを許さなかった。

彼は四輪自動貨車のパーツを基に何と二足歩行兵器を創り上げたのだ。
なぜこんなことができたのかはわからない。
天才とは凡人の常に斜め上を超えるものである。
しかし海王モーターズの社訓「ナンバーワンよりオンリーワン」からその理由が少し推測できるかもしれない。
ちなみに製作期間はわずか一週間であった。

元々
【元々作る予定であった十一年式自動貨車。面影なんてあるはずもない。】

ポルッシェ博士は「サプライズ」と称して陸軍高官たちを招待した。
高官たちは青ざめた。これはまたやらかしたな、と。そしてその予感は的中した。
海王モーターズの格納庫には二人乗りの二足歩行兵器がそびえたっていたからである。
高官たちは全員倒れた。

陸軍は当然採用を拒否しお蔵入りする予定であったがそれに目を付けたのが海軍であった。
高い機動力と戦車並みの火力を持ち、兵装は作戦内容に応じて交換することができた。
その能力を見た海軍は正式採用をポルッシェ博士に通達したのである。
こうして初の歩行兵器は民主連邦に配備された。

十三年式歩行兵器
〈武装:120mm無反動砲*1 20mm機関砲*1 乗員2名〉

主砲
〈異常に強力な海王120mm無反動砲。バックブラストは大変大きいため後ろは何かと危険である〉

兵器名はフェルナンド博士が作ったものから自然と「フェルナンド」と呼ばれるようになった。
なお先行量産型と量産型で形状が若干違う。

違い
〈実践演習の時の様子。左が先行量産型。右が量産型である。ボンネットが若干違う。〉

整備
〈各パーツの取り外しができ整備が楽である。よく見るとトラックの雰囲気を残している。〉

出撃
〈手前は火炎放射器を主装備として換装したタイプである。〉

ちなみにこれを初めて見た日虎大統領は驚きのあまり叫びながら部屋に引きこもったようである。



【開発後記】

民主連邦だってちゃんと未来兵器作れるんだぜ。ということを示したかった一品。
しかし改めてみるとこれ全然未来ぽくない!トラックに足が生えたようである。
けれど結構気に入っている作品。俯瞰で見ると迫力凄いですよ。

十三年式偵察車/弾薬輸送車ロリカ

CgkU-tpUgAAJm5Y.jpg
13th Year Type Scout Car/Ammo Carrier Lorica

【概要】
アストメリア共和国(以下AMR)からいただいたライセンスをおこし配備された期待の新鋭偵察車。
実はアストメリア本国では大戦中に使われた骨董品…だったようである。
ロマンあふれる外見、レトロなエンジン音に民主連邦上層部は大喜びである。
といっても意外と使えるあたりAMRの技術力の高さを物語っている。


【開発経緯】
民主連邦はいいお客様もといカモである。
各国の死の商人たちはこう評していた。
ライセンス料も気前よく払ってくれるし、配備するため継続して料金を取ることができる。
民主連邦自体は中継貿易等の利益で大変裕福だったからである。

しかしそう一筋縄ではいかないのはどの業界でも同じである。
民主連邦では兵器性能がいくら高かろうが上層部が魅力を感じなければ興味を示さないのだ。
「ロマンがない」その一言で兵器性能の高低はひっくり返った。
各国の死の商人たちはどういった兵器が売り込めるだろうかと頭をひねった。

そんな中効果的な売り込みを続けていたのがアストメリア共和国である。
共和国はとっくの昔に軍事博物館に展示されていた数々の兵器を引っ張り出して民主連邦に売り込んだ。
商談は大成功し、かなりの利益が同共和国に流れ込んだと言われる。
今回紹介する偵察車もその一つである。

この偵察車はもともと大戦中、すなわち約80年前に開発されたものである。
それにある程度近代化改修を行ったものではあるがオリジナルは80年前の骨董品である。
民主連邦はそれを喜んで買ったのである。

1AMR偵察車
【AMRが売り込んだ時の車両イメージ図 ロマンが溢れている】

ライセンス生産は安定と格式の銀星重工が行い、オリジナルとほとんど形を変えずに完成した。
80年前の骨董品は最新鋭偵察車として生きる屍がごとく蘇った。性能は3割引だったが。

ロリカ・セグメンタタ
【乗員:2名 武装:7.7mm軽機関銃*1 最大時速100km】

名称である「ロリカ」とは古代ローマの鎧を指す言葉である。
しかし名前が長いし偵察車そのものの小ささから将兵は「ロリ」と呼んでいる。

背面
〈背面から。荷物用ラックが見える。バンパーには所属部隊が表示される〉

中身
〈中の様子。狭いためやたらシンプルである。7.7mm軽機関銃は民主連邦が独自に設置したものである〉

破壊
〈お察しの通り装甲防御力は皆無である。扉はレトロ感あふれる木製。37mm砲で撃たれてもこうなる〉

信じられない光景
〈信じられないことだがこれは21世紀の写真である〉


【性能】
骨董品(アストメリア共和国基準)ではあったが民主連邦では恐ろしいことに重宝された。
故障が起きないという定評であり、過酷な気候である現場部隊ではかなり歓迎されたのであった。
これは共和国の技術力(特に発動機周り)の賜物といえよう。

もっとも偵察車としては絶望の撃たれ弱さがあったため、あまり積極的な任務には使われなかった。
本車両は観測や現地部隊間の連絡、そして将校の足として頻繁に使用された。
そのため現地で不要として備え付けの7.7mm軽機関銃を取り外す例もよく見られたという。

ちなみに荷物ラックを全面的に拡大し、弾薬輸送車に設計変更した仕様も存在する。
それだけ基本設計が優秀であったのである。
これもまた機関銃弾や歩兵砲弾等、前線部隊に不可欠だがやたら重いものを運ぶのに大変重宝された。

CgkU39ZUoAECOnQ.jpg

CgkU6aoUcAAdHlH.jpg
後部の防御力と荷物ラックを全面撤去し、より大きなペイロードを確保したのがロリカ弾薬輸送車である。
機関銃や砲弾を運ぶのに使用される木箱をそのまま載せることができると大変良好な評判であった。
改造前と比較して更に飛躍的に防御力が減少したけど、致し方ない問題である。
ちなみに後部に銃砲弾が直撃すると木端微塵に破裂し跡形も残らないという。

CgkU8c6UYAAb4vw.jpg
〈弾薬輸送車に積み下ろしする風景。民主連邦軍ではよく見られる車両だ〉




【開発後記】
アストメリア共和国のポポさんから頂いたライセンス。
いやぁどうしてこんなツボにはまる兵器が作れるんだろう。
偵察車は作る予定がなかったのですが作っちゃいました。恐ろしい。
お気に入りだったのでバリエーションも増やしちゃいました。

カメラを手に入れる旅

カメラが壊れてはや一ヶ月。更新する気力がわきませんね。

まぁでもカメラをただで譲り受けれることになりました。やったぜ。

来週にはちゃんと更新できるといいなぁ。

ちなみに地味に自国産兵器を作ってますよ!
プロフィール

けーにっひ

Author:けーにっひ
駄作兵器と失敗兵器と旧兵器が大好きな人。
ロマン溢れるいろいろと歪んだ兵器をレゴで作るのが趣味。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR