十三式重戦闘機ベリサリウス

Type 10 Heavy Fighter Belisarius

【概要】

民主連邦海軍の誇る双発戦闘機。
でも見た目や役割はどう考えても海上爆撃機のそれである。
ブリック共和国からのライセンス。細身な体に異次元の搭載量を誇る。
他にも目いっぱい機銃とか乗せたりしているが所詮はレシプロ双発機である。
さすがに戦闘機としては扱えなかったので爆撃機として使われている。当たり前。

なおマンネリ化する兵器紹介記事を今回は違ったやり方で紹介している。
といってもやっぱり具体的内容はないよう。


〈登場人物〉

スコウ大統領第一秘書
BR補佐官
同盟国であるブリック共和国(以下BR)の官僚兼大統領秘書。今回BRの兵器を民主連邦がライセンス生産するということでお披露目式で招待された。BRの大統領にいろいろ苦労していることから同じ境遇であるエムデン大統領補佐官には不思議な仲間意識が芽生えた模様。
たぶんロリコンではない。

日虎地破綻大統領
大統領
東イージアに君臨する大国、民主連邦を統括する偉大な指導者…のはずだがまぁお察しください。
政務はエムデン大統領補佐官、そしてローリズ副大統領に任せている。
彼はその代り何をしているのか?何もしていない。

セサル=ローリズ副大統領
新副大統領
前副大統領の急死により新副大統領となった。その手腕は優秀、特に内政面においては連邦で最も有能な人材。
「子どもが笑顔で暮らせる国」をモットーとしている。軍事関係について今勉強中。
なおロリコンであることは言うまでもない。

エムデン=チヌール大統領補佐官
大統領補佐官
その名の通り大統領を補佐する人。民主連邦では大統領の権限が強いため補佐官の権限も大変に強い。
この国では恐らく最も有能な人物の一人にはいる。無能な大統領に日々振り回されている…。
といったところだが何故かULNでは暗黒キャラである。陸海軍にも影響力があるからであろう。
彼の性癖は不明である。



〈某日 タラントの海軍飛行場にて〉

BR補佐官「わざわざDULまで来たわけだが…。しかしこの国の技術力でニューニまともに製造したんだろうか。銀星重工だからなぁ…。あぁでもピザは美味しかったな。」

BR補佐官「しかし事前のパンフレット見ると『双発戦闘機』とか書いてあるんだけど…。これは誤植だな。きっとそうだろうそうであってほしい。」

大統領補佐官「民主連邦にようこそ。スコウ大統領第一秘書殿。」

BR補佐官「あ 初めまして。あなたが(性格が悪いという噂の)エムデン大統領補佐官ですね。」

大統領補佐官「我々はどうあれニューニ偵察機のライセンスに成功しました。早速ですが飛行場に置いてありますので見に行きましょうか。あとBRの代表に向けて事前に言っておきます。本当にごめんなさい。」

BR補佐官(えぇー…)

大統領「あ 君がスコウ君か。ふふふ。BRの代表として悪いが我々は君の国のオリジナルより遥かに素晴らしい双発機に仕立て上げた。お披露目するのが楽しみだなぁ。」

BR補佐官(うわぁフラグだ)

新副大統領「副大統領のローリズです。ニューニは流線形ですごくかっこいいですよね。ぺったんこですし。」

BR補佐官(うわぁロリコンだ)

大統領「お 目当てのものが飛行場に到着したようだな。早速見てもらおう。これだ!」

ベリサリウス双発戦闘機
BLS-1ベリサリウス双発戦闘機 乗員:1名 武装:20mm航空機関砲*3 中距離AAM「ゲソール」*4 1000kg爆弾*2

ベリサリウス前面

大統領「どうだこの重火力!STL-10よりも武装が多い。しかも爆弾まで搭載できるんだぜ。」

BR補佐官「おぉ…てか何で戦闘機になってるの!?これ双発機だし!プロペラだし!え まじかよパンフレットの誤植じゃないのか…。」

大統領補佐官「え…と。それに関しては私の方から補足します。」

大統領補佐官「ニューニの設計図はつつがなく民主連邦に届きました。初めは偵察機として採用する予定だったんですが…。」

大統領『これ戦闘機にしようぜ!いっぱい武装乗っけたら強いだろ!』

大統領補佐官「運悪くその時大統領が火力病を患っていまして。鶴の一声により双発戦闘機となりました。」

BR補佐官(さすがDUL…)

大統領補佐官「そしたら次に海軍大臣がこんなことを言い出しまして。」

海軍大臣『陸軍省を一発で吹き飛ばせるぐらいの爆弾搭載できるようにしようぜ。』

大統領補佐官「この意見により胴体に1000kg爆弾が2発格納されております。」

1000kg爆弾
〈胴体内爆弾槽の様子〉

BR補佐官「いやいやいやいや…!レシプロ双発機の上に爆弾2発も抱えてて空戦できるわけないじゃないですか…!」

新副大統領「そのことについては私が。制空権任務はSTL-10にもう任せます。爆撃機として運用していく予定なのでご心配なく。」

大統領補佐官(小声)「まぁ戦闘機という名目で運用しないと大統領が予算出してくれなかったんですよ…。察してください。はい。」

BR補佐官(小声)「そっちも大変ですね…。」

大統領「どうだねスコウ君!あ 昼ごはんはピザを奢ろう。献金たくさんあるし。」

BR補佐官(またピザか…)





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そういえば国名が民主主義連邦だった

〈ある日の国防会議の様子〉

陸軍大臣「陸軍に予算を予算を予算を予算を…。」

海軍大臣「八八艦隊八八艦隊八八艦隊…。」

参謀総長「海軍くたばれ海軍くたばれくたばれ…。」

大統領「陸軍埋もれろ陸軍埋もれろ埋もれろ…。」

大統領補佐官(ふぅ…不毛だなぁこの会議…他の国ではもっとまともなんだろうなぁ…)

大統領補佐官(いっそのこと民主主義連邦だから選挙で決めればいいのに…)

宣伝相「エムデン君、それだ!」

大統領補佐官「にゃ!?なんでしょうか?」

宣伝相「選挙ですよ!どうせなら陸軍と海軍側でそれぞれ政党作って国民に信を問うシステムはどうでしょうか?ほら 民主主義アピールできますし。」

大統領補佐官(宣伝相は脳内読めるのか!?)

参謀総長「ほう なかなかいいアイデアだな。まぁどーせ陸軍圧勝だが…。」

大統領「ふむ。次の選挙ではそうしよう。しかしあれじゃないか 共産党とかやばくね?」

宣伝相「それに関しては…例えば共産党だけ違う色の投票用紙を使うことにして投票箱に特高配置しておけば問題ないでしょう。」

大統領補佐官(それ選挙じゃない)

海軍大臣「よし 早速政党を作ってこよう。善は急げだ!」

陸軍大臣「参謀総長、早いとこ議員集めましょう!」

大統領補佐官(うーん これは僕のせいなのかな…。)





近代後半…『偉大な偽善者』(~現在)

1976年。レゴランド民主主義連邦初代大統領、日虎乙津綻は就任式で次のように宣言した。
「これからの統治は忠義と従属ではなく自由と民主が尊重される。」
「佞臣や官僚によって支配される時代は終わったのだ。」
そしてこう締めくくった。「最後の封建国家は死に絶えたのである。」と。

しかし彼は民主主義者なんてものではなかった。
専制的な統治に民主主義という衣をまとわせたのだ。
そしてそれに気づくものは30年の間ほとんどいなかったといっていい。
日虎は飴と鞭を基とした政治を行った。

特筆すべきは選挙制度の改革である。
彼は元老院と衆議院を統合、民主連邦最高評議会とした。
普通選挙は1978年、初めて実施された。
この一見民主的な改革は日虎の綿密な思惑によるものであった。

連邦最高評議会の定員は800人、あまりにも膨大な数である。
評議会の議事進行は次第に滞り、大統領府が法案を提出するようになった。
評議会は形骸化し、大統領府に権力が集中することに彼の狙いはあった。そしてそれは成功した。

国民に対しては社会保障費を増額したり、税金を減額したりするなど「飼いならす」事を忘れなかった。
それを可能にできたのはその地理的要素から来る中継貿易の収益である。
国民たちは(物質的な意味で)幸せに暮らすことができた。
その一方で、政権を強化する政策を彼はとり続けた。

1985年、治安維持法制定、国家にとって不適切な思想を取り締まることができた。
1991年、共産党を非合法組織とする
1994年、憲兵隊の創設
2001年、凶悪犯罪の取り締まりのために特別高等警察を編成

日虎乙津綻は30年近く大統領の座にとどまり続け、2004年に亡くなった。
当然国葬に付され、国民の大多数は彼の死を嘆き悲しんだ。
しかし海外メディアはその様子を皮肉った。「偉大なる独裁者の死」と。

その後を継いだのが乙津綻の孫であった現在の大統領、日虎地破綻である。
彼はさっそく先代大統領が放棄していた華南の地への侵攻を開始した。
彼の帝国主義的政策が何をもたらすのか、それは後世の歴史家次第である。

外遊
市民と交わり親密な様子を示す日虎乙津綻初代大統領。

晩年
晩年の大統領。水彩画である。

近代前半…『民主化』への転換(~1976)

パンコク藩王国が政権の簒奪し興った第二レゴランド王国(通称第二王国)。
体制は近代的な制度に改められた。
欧米を見習い国民国家の成立を目指したのである。

特に重視したのは軍隊に関する諸改革である。
旧王国は諸藩に軍務を負担する封建軍であったが、第二王国は藩をすべて州に変更、直接統治することとなった。
強大な武力に脅された諸藩王は自ら権力を手放すほかなかった(といっても彼らの多くは中知事や地方官となった)。
しかし第二王国はやはり第一王国と同じ基礎を持っていた。
例えば領土にしても一部の華南領土が建国時の混乱により失った以外全く同じであった。
統治システムのいたるところに旧王国の残滓が存在した。

その最たるものが王権である。
国王の特権に関する封建的諸制度の多くは手つかずのまま残された。
国民国家に必要な諸制度…四民平等、選挙、代議制などは採用されなかった。
後に民主的な政治を求める声が高まり、政府は渋々1925年に議会を開き、選挙を行い、憲法を制定した。
しかしそれは全く形式的なものでしかなかった。

選挙権は高額納税している25歳以上の男子にしか与えられなかった。
議会も二院制が採用(衆議院と貴族院)され選挙自体衆議院でしか採用されず。
貴族院は政府が新明した人材により構成されていた(例えば功績を立てた人物を終身の議員にするなどである)。
直接的に政治に国民の意見が反映されることはなかった。
ある衆議院議員はこのように書き残している。

衆議院は貴族院の法案を通す以外やることがなかった。
最初は改革を志す議員も数か月議員席に座れば腐ること必至だ。
新人は背筋正しく臨んでおり、中堅は居眠り、ベテランになると最早議場にさえ来ようともしない。
これが民主政治というものなのかね。


また、第二王国は貴族や有力者の子弟を欧米へ留学生として送り込んだ。
レゴシティ合衆国やLEGO連合王国などがその代表である。
これら留学生は先進的な技術や思想をもたらしたが、後に民主歴な改革も要求することとなる。
この存在は後に大きな火種となった。

二度の世界大戦は中立を貫き、状況を見て勝ちそうな陣営に最後につくという外交を取った結果、領土は増減なく保つことができた。
しかし第一王国時代の旧制度は最早時代遅れであった。
「地上最後の封建国家」は制度疲労を迎えていたのである。
普通選挙を求める声は日々高まり、ついに国王は退位を決意する。
この思い切った決断の背景には次の懸案があったとされる。

王政の廃止は余の望むところではない。
だが奴ら狂信者(注:共産主義者の事)が政権を握ったら確実にこの国は崩壊するであろう。
ならば先手を取ってより穏健な改革にうまく持っていくべきである。


1976年、「最後の」国王は退位し、レゴランド王国は終了した。
レゴランド民主主義連邦の誕生である。
初代大統領は日虎乙津綻、国王の宰相であった人物である。
そしてこの男は偽善者の鏡であったのだ。

解放
王政の廃止に沸き立つ国民の様子。水彩画。

近世後半…西洋の衝撃(~20L.E初頭)

北部のレゴランド王国、そして南部後華王朝の南北鼎立時代はその後約250年続いた。
両国の間ではたびたび散発的な戦争が起こったが、国境が少し変わるだけであった。
民間の間ではむしろ友好的な関係が続き、商人たちは物産を運び民衆は平和を味わうことになる。

レゴランド王国は南進が挫折したことによって積極的に北部の進出を行っていた。
19世紀前半には華南沿岸部をほぼ制圧。入植を行うことにより更なる資源を得ることができた。
それに対して華南で抵抗する勢力は皆無であった。
華南は大小1000以上の都市国家に分かれていたためである。共闘なんてありえなかった。

さて、レゴランド王国並びに後華王朝はどちらも強大な力を有していたが統一国家ではなかった。
両国ともある程度の領地を持った領主の集合体であった。封建制に基づいた国家であったわけである。
その中で一番力を持った国が集合体をまとめ上げていた。
19世紀レゴランド半島における主役となるパンコク藩王国もそんな地方国の一つであった。

19C

平和な時代は1853年、突如として終わりを告げた。
8月のある日早朝、巨大な船が4隻どこからともなくチューハノイ沿岸に現れた。
当時の様子を王国政府の緊急報告書は次のように記している。

不審船は4隻、何れもチューハノイ沿岸二里程度の沖合に停泊している。
現在のところ攻撃を加える様子はない。
早急に近隣諸藩から沿岸防備の兵力を集めたし。
不審船は我が国に存在する最大の船を優に倍の大きさで越している。
大筒も想像を絶する数を備えている。また常に煙を吐いているが火事ではなさそうである。


その正体はレゴシティ合衆国の蒸気戦艦であった。
当時王国は西洋諸国との繋がりがほぼなく、ましてや新大陸の国とは初接触である。
レゴシティ合衆国のほうも当時数隻しかなかった最新鋭の蒸気戦艦の半分を送り込んできたのである。

理由は通商海路である。
地理的にレゴランド半島はアフィリアや西イージアと貿易するうえで邪魔極まりない立地であった。
逆に言えばここを補給基地化すれば合衆国にとって大変有利となる。
そのため国の威信をかけて最強の戦艦を持ってきたのである。

王国はすべての条件をのみ開国するほかなかった。
現在大都市である上杯、シンガボーロはこの時初めて作られた街である。
なるべく「西洋の衝撃」を抑えるために首都チューハノイから離れた場所を貿易港とした。

開港

貿易はレゴランド王国の統治に大きな影響を与えた。
工業化を成し遂げて久しい西洋の加工商品に半島の手工産業は太刀打ちできなかった。
結果資源を輸出して加工商品を輸入することとなる。
王国の大都市は失業者で溢れた。また、大量の金が代価として国外流出したと言われる。

その隙を狙ったのが半島南部のパンコク藩王国である。
もともと王国に服属していた藩は、公然と軍備を蓄えはじめた。
合衆国から武器を輸入して最新鋭の軍隊をそろえた。
王国はたびたび抗議するが最早影響力は皆無であった。
合衆国側も武器が売れれば何でもいいと考えていたようである。

そしてついに1867年、王国はパンコク藩王国に対して追討軍を派遣する。
しかし後込め式ライフル、西洋式の大砲を装備していた藩王国軍に対して一瞬で潰走したのである。
王国軍の装備はいまだ槍と鎧であった。予算不足で装備を行進する余裕がなかった。

藩王国軍は圧倒的な速度で進撃した。
その後3ヶ月でチューハノイを無血開城。
抵抗する勢力もおらずレゴランド王国の旧版図を治めた。
余勢をかって返す刀で後華王朝も攻略。わずか半年であった。
1868年、北部と南部を統一したパンコク藩王国はレゴランド王国と名乗ることとなる。
後世この王国は第二レゴランド王国と呼ばれる。

藩王国軍
最新式のライフルで固めた藩王国軍兵

後華王朝兵
後華王朝の兵隊たち
プロフィール

けーにっひ

Author:けーにっひ
駄作兵器と失敗兵器と旧兵器が大好きな人。
ロマン溢れるいろいろと歪んだ兵器をレゴで作るのが趣味。

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