陰謀渦巻く半島

〈首都プノンペンネ某料亭にて〉

陸軍大臣「海軍のヤロー陸軍を省きやがって…。内戦も単独でやるつもりだ。」

参謀総長「内戦に介入することで経験値と実績を得るつもりだろう。このままだと陸軍の権益が失われてしまうぞ。」

大統領補佐官(なんで僕ここにいるんだろ…)「しかし陸軍には船がないですよ。内戦にどう介入するのです?」

陸軍大臣「そうだなぁ。どうやって反政府側を支援してやろうか…。」

大統領補佐官(えぇぇぇぇ)「し…しかしそれはいろいろと問題になるんじゃ…。」

陸軍大臣「義勇軍ということにしておけばいいだろう。何も関係ない感じでいこう。」

大統領補佐官(そういうことだけは頭回るんだよなぁ…。)

参謀総長「船の話だが我々には唯一航行可能な兵器があっただろ。あれを使おうじゃないか。」

プラエトリアニ
↑十一年式重戦車プラエトリアニ

大統領補佐官
「いやいやいや これ確かに水陸両用ですけど…大洋を超えることができるんですか!?地球の反対側なんですけど…」

参謀総長「島嶼や同盟国に食料や燃料をもらいつついくしかないな。まぁ沈んでも我が軍には関係ない感じの態度でいこう。とりあえずルート考えてみた」

義勇軍

参謀総長「まずスコーンタヤから出航してそのまま大南洋を突っ切る。海軍はほとんど内戦に兵力を集中しているから無傷でソバリアにたどり着くはずだ。そしてソバリアからは一部開通しているアフィリア横断鉄道を使って通尊民主主義人民共和国に入国。通尊は反乱軍支援だから問題ないはず。そしてそこから出港して大西洋を超えてパマナ運河を超えて義勇軍として介入する。」

大統領補佐官(戦車兵まじ涙目だな。)

陸軍大臣「一番危険なのはパマナを超えて到着間近の時だ。海軍の艦艇に見つかる可能性がある。幸い小さ目の艦艇ならむしろプラエトリアニが沈めるはずだが駆逐艦クラスとなると…。」

参謀総長「やってみる価値はあるだろう。よし早速用意しよう。」

〈数日後、プノンペンネ陸軍総司令部にて〉

戦車兵「ふふふ…わざわざ陸軍大臣からよびだされるとは。出世かな!ついに佐官になれるかも…。給与も上がるかなぁ」(ワクワク)

陸軍大臣「あぁ。君がアーバスノット・クリスティ大尉だね?」

戦車兵「そうですそうです!でそれで何の用でしょう?」

陸軍大臣「君は明日からプラエトリアニで太南洋までいってもらうからよろしく。」

戦車兵「え?ちょっと言ってる意味が」

陸軍大臣「反政府軍を支援してこい。あ、、ちなみに途中で沈んだりしても我が軍は関知しないからそのつもりで。」

戦車兵(やりたくねぇ…)



〈どうでもいい人物紹介〉

エムデン大統領補佐官
大統領補佐官
結局出世しなかった大統領補佐官。何故か海軍側にも陸軍側にも信頼されている模様。そのため実はこの人が一番内幕を知っていたりする。あと陰謀家なのかもしれない。あんまり性格はよくない。

アーバスノット・クリスティ大尉
戦車兵
たたき上げの戦車長。機甲師団の中では二番目に偉い。プラエトリアニの操縦には一応習熟している。生まれつきのギャンブラー。好きなものは麻雀。そのためお金に執着している。






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波に消える大義

大統領「よーし 久しぶりに会議はじめるぞ。ん?どうした陸軍大臣。」

陸軍大臣「いやいやいやどうしたもないですよ!何勝手に内戦介入はじめてるんですか!?」

大統領「あぁ。レゴネシア民族連邦の内戦か。あ 陸軍にいってなかったねそういえば。」

参謀総長「何考えてるんですか…。議会にも通さずにびっくりですよ。家でテレビ見て初めて知ったんですけど…。」

大統領「あれだ。近くで我が国の民間船が叛乱軍に襲撃されたんだもん。仕方ないね。」

大統領補佐官(全て自演なんだけどな…。)

大統領「まぁ海軍の統帥権の独立ってやつさ。LNF友同盟結んでるしねぇ。」

大統領補佐官(民主政治のかけらもねぇな)

新副大統領「既に軍は送りました。陸戦隊と連合艦隊からなる海軍の主力ですね。計画的に行けば叛乱軍をすぐに殲滅できるでしょう。総司令官は山本海軍大臣です。」

宣伝相「現在内戦に世界各国が介入しているカオスな状態となっています。もしかしたら叛乱軍側に最新鋭の武器が一部配備されてるかもしれません。今の所我が国に目立った悪評はたっておりません。というかもともと散々な評価ですし。」

大統領「素晴らしい!これにて閉会とする!我が連邦海軍の力を誇示するのだ!」

陸軍大臣(陸軍舐めやがって…みてろよ)

十三年式歩兵装甲車 バラン

13th Year Type Infantry Armoured Vehicle Baran

【概要】

民主連邦海軍が陸戦隊用に運用を始めた重装甲車。
陸軍の重装甲車リクトルとすごく似ていると陸軍側からクレームがきているが
あくまで「自主開発」らしい。たまたま似ていただけと海軍側は応えている。
基本的な性能もリクトルと変わらず、性能は高い。


【開発経緯】

民主連邦海軍は陸戦隊を配備した。
これはまさに陸軍の既得権益を侵すためのものであった。
陸戦隊は海軍単独で作戦を遂行する大きな一歩なのである。

しかし陸軍と比べて機甲戦力は全くなかった。
兵の質は高いものの、歩兵用の火器だとやはり限界があったのだ。
これは一大事と海軍は装甲車の配備を目指すことになる。

その中で一番都合がよかったのが陸軍の新鋭重装甲車「リクトル」である。
120mm砲という高い火力、安価な製造コスト、無難な性能であった。
そもそも海軍のLCTは陸軍の装甲車に対応していたのだ。

しかし当然陸軍はリクトルの設計図を渡してくれず、もしあったとしても膨大な対価を要求させられるのは明白である。そこで海軍は設計図をどうにかして盗み出し、自力で製造することにした。
(そこら辺のモラルが欠けているのは民主連邦では珍しいことではない)

海軍にはかなりの人数の諜報員がいるといわれる。
そのほとんどは元士族出身のNINJAである。再就職させたのだ。
海軍は配下のNINJAに命じ、陸軍兵士に紛れ込み、設計図を盗み出したと言われる。
もっとも極秘に進められたため正確なことは分からないであろう。

そしてある日行われた陸戦隊のパレードで新型重装甲車「アリウス」は姿を現した。
陸軍にとっては青天の霹靂であった。パクられたことが判明したからである。

アリウス
【乗員:5名 武装:120mm戦車砲*1 7.7mm同軸機関銃*1】

パレード
基本的な性能はリクトルと全く変わらない。というか外観もほとんど同じである。
写真はパレードで撮られた一枚。

諜報員
海軍側の諜報員は極めて優秀であった。
この陸軍兵士達の中に諜報員が何人か紛れ込んでいたといわれるが、真相は不明である。

諜報員2
〈諜報員の姿をとらえた貴重な一枚。〉

設計図盗難
〈設計図が盗難され、茫然自失となる陸軍将兵たち。警備体制の刷新が求められた。〉



【開発後記】

リクトルのただの海軍バージョンです。迷彩っていいですよね!
同じ車両でも違って見えます。まぁ海軍的には違う車両なんですが。
プロフィール

けーにっひ

Author:けーにっひ
駄作兵器と失敗兵器と旧兵器が大好きな人。
ロマン溢れるいろいろと歪んだ兵器をレゴで作るのが趣味。

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