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民主連邦における政治機構と指導者たち

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【民主連邦における政治組織】

民主連邦政治組織
〈民主連邦政治機構概略図〉

レゴランド民主主義連邦の中枢は上記のような組織図で説明される。
民主的な国家であり、大統領と首相が権力を相互に監視する体制…のはずだった。
とはいっても民主政治なんて一度も行われたことはない。自由もあまりない。
各組織で有する権力の差が著しく、建前と実態が乖離しているのが実情である。

この中でも陸軍省と海軍省の権力が特に強く、気に入らない議員のクビを吹き飛ばすことができる。
また広範な職掌を持ち、内務軍という暴力装置も保持している内務省も卓絶している。
基本的には寡頭政をとる軍主導による政治と言って差し支えないと思う。
以下は各組織の概要である。

A.大統領府…民主連邦最高の権力組織
もちろん大統領によって統括される。国軍指揮、予算、人事、外交等その権力は絶大である。
それゆえ4年に一度、国民投票によって選出されるはず…なのだが当然選挙は機能していない。
長年対立候補がない事実上の信任投票が続いている。
独裁者並の権力を持つ、が陸海軍の高官たちにも配慮しないといけないのが難しい所である。
民主連邦では権力は常に銃口から生まれているからである。
 
B.内閣…文官組織の最高峰
首相がその代表である。民主連邦最高議会から任命される。
大統領に対しては不信任を表明することができ、大統領の権力濫用を防止する役目であった。
しかし現在の首相は幼女が務めており、その点全く機能していないと言わざるを得ない。
そもそも憲法上大統領は首相に優越すると規定しているため、事実上肩書だけである。 
各省の統括指揮が主な役目だけれど、現在慣例上大統領府がその代行をしている。

C.民主連邦最高議会…国権の最高機関だったもの
憲法上は国権の最高機関。連邦制という観点から各地方が代表を議員として送り込む。
だったのだが現在は完全に骨抜きにされている。
議員の定数が大幅に増やされ、退役軍人や勲功者が大量に捻じ込まれたためである。
なお議員になると様々な特権を享受することができるため、憧れの職業である。
一応2年に1度改選されるけど、些末な問題である。

D.陸軍省・海軍省…軍の政治組織
他省と比較して圧倒的な権威を持つ省。そりゃあ武力を持っているから当然である。
なお陸軍・海軍大臣になるためには現役武官ではないといけない決まりとなっている。
主に軍政について扱い、部隊の編制や予算策定等々の平時任務を行っている巨大なお役所である。
議員が迂闊に非難したりすると罷免されたり、左遷されたり行方不明になったりする。
ちなみに戦時の作戦等は参謀本部が管轄する。ただその境目は結構曖昧。
  
E.内務省…広大な権力を持つ文官組織
陸海軍省からみたら多少劣るが、他の省から見れば優越した権力を持つ組織である。
主に内政担当。特に治安維持を一部担当している点が強い。
近年、更に軍の補給や鉄道を管轄する内務軍を配下に有するようになる。
そのため市民生活により強力な介入ができるようになった。
当然、内務大臣には有力な議員が配置される。

F.外務省
国家間外交の推進や調整を行う政治組織である。
といっても大統領府や有力軍人が勝手に外交しに行ってしまうためあんまり出番はない。
その後のアフターフォローや調整・謝罪役である。

G.農商省
特に商業が発達している民主連邦産業の保護発展を推進する省。
統制経済を目指しているがなかなかうまくいかない。

H.財務省
普通の国は大抵財布を握っている組織が強いが、民主連邦に於いてはその限りではない。
その役目はいかに多くの軍事予算を負担や不満がかからない形で引き出せるかという事である。
年々巨額になる軍事予算に頭を悩ませている。拒否すると大臣のクビが飛ぶ。

I.司法省
最も権力を持たない省である。
そもそも司法が行政府の下にあることに、この国の本質が見えるだろう。

J.労働省
民主連邦国民の適切な労働を監督し、健康の増進に努める組織である。
人民を塗炭の苦しみに追い込むと暴動や革命が怖いので、宥和に努めている。

K.参謀本部
民主連邦陸海内務軍の作戦を指揮する組織。
本来なら大統領府の諮問機関に過ぎないのだが、当然この国では絶大な権力を誇る。
ただし陸海軍のセクションの問題があるため、慣例上参謀総長と参謀次長のどちらかを陸軍、どちらかを海軍軍人にしている。
人員も陸海軍で大体均等に配分されるという徹底ぶりである。
現在は海軍出身者が大統領なので、総長を陸軍、次長を海軍軍人が務めている。

行政組織図
〈つまり事実上の組織はこのような命令系統となっている。民主制ではないのだ。〉


【民主連邦を指導する高官たち】

セカエ大統領
大統領
民主連邦本国北部の中核都市、チューハノイ出身。海軍元帥にして民主連邦の最高権力者。
先代の大統領から権力を受け継いだ、いわば二世大統領である。
ただ先代大統領ほどの力量も手腕も才能も特にない。
彼の主な関心は私腹を肥やすこと、そして己の出身である海軍の強化である。
兵器局が開発したさまざまな新兵器に奇想天外な提案をして技術者たちを困らせるのが趣味。
一時期帝政にしようかと考えたが、政府高官たちに止められた。好物はピザとアイス。

カヤシロ副大統領
副大統領
前ビールマ州総督。前任の副大統領が急逝したため副大統領となった。かなりの大抜擢である。
出身はジャガルタ近郊。難関プノンペンネ国立大学を首席で卒業後、官僚となった。
「南部出身者は高官にはなれない」という慣習を打ち破って出世し、各州の総督を歴任した。
その後ビールマ州にての反政府活動を抑止した働きを認められ、現在の地位となる。
性格は温厚。地方分権主義者である。モットーは「子どもたちが笑顔で暮らせる国を目指す。」
インフラや教育の充実に力を尽くしており、民主連邦の内政はこの男によって支えられている。
あとロリコンである。

イマケ官房長
官房長
大統領の頭のあんまりよくない命令を改変して対処する役目。文官である。
官房長自体は役職的にそんなに偉くはないが、内実は莫大な権力を持っていたりするのはそのため。
首都プノンペンネ近郊出身である。文官のエリートコースを登りつめここまで来た。
能力自体は極めて高く、優秀な官僚である。
滅茶苦茶なトップでも国が運営できているのは、この人物が寄与するところが極めて大きい。
ただあまり性格はよくない。

ナカニセキ参謀総長
参謀総長
南部の大商業都市シンガボーロ出身。陸軍大将である。
自称民主連邦の若き策士。民主連邦軍の指揮、作戦を一手に背負う。
初代大統領の時にひたすら追従を繰り返し、遂にこの地位に登りつめた。
軍の作戦方面のトップである。黒い参謀軍服はエリートコースの証だ。
とはいっても、海軍には命令が出せないことを苦々しく思っている。
今日も彼は陸軍大臣とタッグを組んで、陸軍の充実と海軍の縮小に邁進している。

ホシウォカ参謀次長
参謀次長
プノンペンネ出身。海軍中将である。海軍の作戦を統括する。
海軍の権限保持と拡大に全力を尽くす海の漢である。
海軍大臣と比べると若干(ほんの若干)現実認識にたけており、近年の民主連邦海軍におけるブラウンウォーターネイビーの志向はこの男の意向が大きい。
ただし別に彼が開明的というわけではなく、予算を引き出すための方法に過ぎないのであるが。

ティグサ陸軍大臣
陸軍大臣
シンガボーロ出身。陸軍大将。
試験秀才で、学科の成績だけでここまで上り詰めた。
さまざまな理由をつけて陸軍予算を拡大する。
その抜群の手腕から「たかり屋」と呼ばれている。
ちなみに兵隊を率いたことはないらしく、現場の事はあんまりよくわからない。
彼が関心がある事は国家予算からどこまで陸軍に回してもらえるか、そしてどうすれば海軍を廃止できるかについてのみである。
そういう点では軍政について主に扱う陸軍省のトップはまさにうってつけだったと言える。

シサカマチ海軍大臣
海軍大臣
南部の大軍港、タラント出身。海軍大将。
弁が立つため陸軍との予算交渉で珍重され、現在の地位まで上り詰めた。
大艦巨砲主義の信奉者であり、その野望のために全身全霊を賭けて海軍予算の拡張を目指している。
また熱血漢であり、質問した議員へ「ばかやろう」と一括して、問題になった話は有名である。
ちなみに船に弱く、酔い止めがないと乗船できない。

フティミ内務大臣
内務大臣
現華南共和国の首都上杯出身。
民主連邦の高官にしては珍しく、本国出身ではない。
もともと掃除機のセールスマンだったが、その弁舌の才が認められめでたく内務省に入省、そのまま出世して大臣となった。
民主連邦の重要な情報は大抵この者の口から伝えられる。
巧みな語り口で民衆の不満を抑えることに関しては、他に右に出るものはない。
洞察力も鋭く、民主連邦の残念な現状をもっともよく見ている人間でもあるが自分から動こうという気は特にないらしい。


ナゴ華南共和国大統領
共和国大統領
民主連邦の傀儡国家、華南共和国初代大統領にして共和国軍の総司令官を務める。
元民主連邦陸軍中将である。華南共和国という傀儡をコントロールされるために派遣された。
共和国成立時に民主連邦陸軍機甲部隊を率い、自ら国の誕生を主導した経緯がある。
巨大な傀儡国家、華南共和国の建国における中心的な人物である。
現在は大統領自ら富国強兵を務めており、華南共和国軍はさながら彼の私兵と化した感がある。
その武器兵器共に精鋭であり、同国は本国の頸木から脱却しようと邁進しているのである。

カクウォザ華南共和国副大統領
共和国副大統領
華南共和国の副大統領。元民主連邦陸軍大佐である。共和国陸軍中将でもある。
民主連邦陸軍勤務時代は参謀本部に配属されており、北部方面課の作戦課長であった。
ナゴ大統領の華南軍私兵化に恐れをなした本国高官達が、監視役として急遽彼を副大統領にしたのである。
その任務は適度に共和国の内政をする事、そして共和国の状況を本国に逐一通達する事である。
共和国自体まだ弱く本国に従属せざるを得ないため、彼は今日も副大統領の座にとどまっている。


CJiKBC-VEAAg868.jpg
〈高官会議の様子。国の頭は国会ではなくここである。〉





【執筆後記】
国のキャラクター付けです。
ろくでもない国のほうが書いてて楽しいと、私は思ってやみません。
ちなみに人名は全て我が地元、名古屋東山線の駅名から採っています。





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民主連邦について

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管理人が作った架空国家、レゴランド民主主義連邦についての基本設定。楽しいでっち上げです。
基本的に民主主義と名前がついている国はそんなに民主主義じゃないような気がします。


・レゴランド民主主義連邦について…その地理や国勢


・民主連邦の指導者たち

・民主連邦軍について

レゴランド民主主義連邦について


【概略】
レゴランド民主主義連邦(Democratic Union Of Legoland 略称DUL)は東イージアに位置している自称民主主義国家である。
国名に「民主主義」とあるからといってそうとは限らないものである。
その実態は一握りの軍人達による寡頭政といっていい。
首都はプノンペンネ。
地勢を生かして加工貿易や中継貿易で莫大な利益を上げ、軍隊に浪費するのが特徴である。
その政治・経済体制を揶揄して「軍服を着た商人」と呼ばれる。

無印
(本国・華南共和国の地形並びに主要都市図)

その領域としては、まずパインドシナ半島全域の「本国」と呼ばれる中心地域。
本国の北に位置する巨大な傀儡国家、華南共和国(South Mandarin Republic)。
そして共和国の西側には民主連邦が直轄支配するビールマ州が存在する。
更に半島の周辺に点在する諸島群、以上の広大な地域を治めているのである。

なおローマ帝国を尊敬し、目標としているため、政府高官たちは自らの国を「ローマ帝国の後継者」と呼んでいる。
兵器の愛称や地名など様々な場面で、ラテン語由来の言葉が出てくるのはそのためである。
もっとも政治体制はあんまり似ていないといってもいい。


【国旗】
DUL国旗案2
(レゴランド民主主義連邦国旗)

紅が高潔な人民とその熱き血、白の帯が正当な統治を司る無謬の政府、そして中心にある青線が祖国の繁栄をもたらす波と大洋を表している。
一目見るだけで強権的な政府によるろくでもない国家であることがわかる国旗である。
深紅は民主連邦を象徴する色であるため、兵器の識別カラーやモチーフとして汎用されている。


【地勢】
DUL州
(本国・華南共和国地方州一覧図)


A.本国

民主連邦の中核にして民主連邦的秩序の頭脳である。
前述したように首都はプノンペンネだが、政治首都のため、政庁以外は何もない。
内陸のほうが軍事的に守りやすいという配慮・・・と説明されているが、万が一市民革命が起こったとき、政府高官全員が海外に逃亡しやすいようという噂がまことしやかにささやかれている。

また慣習として、半島を半分に分かつシロスクル運河を起点に北を北部、南を南部という。
前述したような経済体制のため、領内にはシンガボーロ、パンコク等の国際貿易港がいくつもある。
また、熱帯気候のためたびたびモンスーンに襲われ、大きな被害をもたらす。

インフラ
〈民主連邦広域主要インフラ図〉

シロスクル運河は民主連邦の大動脈であり、中継貿易や通行料で大きな利益をあげている。
民主連邦自体、その立地からイージアの貿易中継地点として古来から大いに繁栄してきた。
しかしその反面、南北に細い領土は分断されやすく、極めて防衛しにくいことが特徴である。
そのためもあり、政府高官たちはパラノイア的軍の増強に躍起になっている。


本国の主な都市

チューハノイ・・・本国北部随一の工業都市。
半島北部地域の中心。
重軽工業共に活気を呈しており、「民主連邦の工場」と呼ばれる。
特に人造繊維工業が著名。賃金の安さも相まって、世界中に輸出される。
しかしその代償として、環境が著しく汚染されてしまった。
特に大気が悪く、酷いときは砂埃が街中を覆い、旅行者にとってマスクやのど飴は必須である。
また現大統領の出身地がここであり、投資が集中しているため、住民の政府への信頼は高い。
民主連邦の基幹となる宗教「イカ教」の総本山があることもあり、この町の重要度は計り知れない。

スコーンタヤ・・・本国西部の主要都市。
主な産業は観光。古くは5世紀からこの土地を中心とした文明があったと推定される。
百年前まではここが首府であった。
壮麗な遺跡が残っており、特にイカをモチーフとした女神の巨大仏像(推定15世紀建造)は有名。
政府も外貨収入を得ようと、車の乗り入れ制限や景観地保護のための特例を施行している。
民主連邦人民にとって、古来からある精神的な中心都市なのである。

パンコク・・・民主連邦南部の大都市。
繊維・紡績産業も発達しているが、繁栄の源はなんといっても貿易である。
首都プノンペンネに届く生活物資も、基本的にこの町から陸揚げされる。
交易の歴史は古く、10世紀頃から海を越え他国と通商していたことが様々な文献から確認できる。
市内には運河がはりめぐされており、住人の交通手段が船であることから「泥水の都」と呼ばれる。
根幹となる市内中央を流れる川「チャイプラヤ川」が褐色に濁っているためである。
夏の気候は厳しく、湿度80%、最高気温35℃となる日がざらにある。
また半島南から敵軍に上陸されたことを想定して、有事の際にはここが天王山になるといわれており、陸軍の有力部隊が常駐している。

タラント・・・本国最大の軍港都市。
ここの産業の大部分は、海軍関係の需要から成り立っている。特に造船業は連邦随一。
その源は複雑な地形により、波が穏やかかつ十分な水深の湾が形成されていることに拠る。
民主連邦海軍が保有する軍用艦艇の大部分はここに停泊しており、艦隊の一大根拠地である。
海軍陸戦隊や海軍航空隊もここに駐屯している。

シンガボーロ・・・本国南部最大の商業都市。
最大の貿易港でもあり最大の商業地でもある。
減税措置など、経済特区として様々な政策が行われているため、国内外を問わず大企業の多くがここにオフィスを置いている。
市内中央部にそびえる高層ビル群はこの都市の繁栄の象徴である。
民主連邦政府もこの都市の計り知れない価値を認識しており、首都プノンペンネの政治機構のサブはここに置かれ、各副大臣はここで職務に励んでいる。
所得水準が民主連邦でもっとも高いため、富裕層の総数・割合ともにシンガボーロが圧倒的に高い。

ジャガルタ・・・歴史ある国際貿易港。
南部にあり、古くから拓けた港湾都市である。
かつて半島統一以前には、南一帯を占めていた藩王国の首府がここに置かれていた。
20世紀初頭に貿易港の主役がシンガボーロに奪われてからは少しずつ経済規模が縮小している。
といってもこの国の国際貿易港の中で大南洋に最も近いのはジャガルタであるため、南方方面への貿易は依然健在であり、この都市の重要性は相変わらず高い。
人口も多いため、国内市場としても魅力的な場所である。

ネ―ビール…西部国境の中心拠点。
本国とは地続きではない華南共和国西側、ビールマ州の中心都市である。
近辺は特に稲作が盛んであり、肥沃なデルタの農業生産性は高い。
西域の長大な国境線は共和国ではなく本国が直轄したかったため、このような歪な形となった。
ビールマ州の南北を貫く大河はイワシ川と呼ばれる。
海運にとって便利なので、民主連邦主導で拡幅工事が行われた。

ちなみに各都市の雰囲気を揶揄して、「チューハノイは愛国、パンコクは売国、シンガボーロは出国」と称される。

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〈なお国中の彼方此方には検問所が置かれる。軍事政権らしい光景である。〉


B.華南共和国

華南共和国
(華南共和国国旗)

本国の北に位置する巨大傀儡国家。首都は上杯。
民主連邦と同じく大統領制をとっているが、その首脳はほぼ全て旧民主連邦軍の高官である。
その国軍も、旧民主連邦陸軍の精鋭だった自動車化部隊が母体である。
穀倉地帯を多く擁し、安価な農産物を積極的に民主連邦に向けて輸出している。
民主連邦にとっても、余った工業製品の押し売り先として重宝されている。

共和国政府は現在、重軽工業を中心に本国からの自立を目指している。
その国旗は民主連邦の国旗を左上に、そして黄色は広大にして豊饒な処女地を意味している。
これも一目で民主連邦の傀儡国家に過ぎないことがわかるいい国旗である。

国としての歴史は極めて浅く、国民国家のアイデンティティは極めて曖昧である。
十数年前はあちこちに地方軍閥・政権・勢力が存在し非統一状態だったが、民主連邦軍が勝手に引いた線路が爆破され、「華南地域の既得権益を死守する」という目的で軍事介入、沿岸地帯を約半年で平定し国が作られた。
ちなみにその線路爆破事故は枕木が数本吹き飛んだだけという不可解なぐらい軽微な事故であった。

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〈華南の出兵を宣言する民主連邦大統領。諸外国から非難された。〉

そのため国家体制の基盤が弱く、首都上杯を始めとする沿岸部のみ直接統治が効いている状況である。
残りの地域は未だに旧軍閥が横行しており、その頭目を州長官や市長等の地方自治体の長に任命し、間接統治を試みているのが現状である。
更に西部・北部では、反抗勢力が健在であり、共和国軍や民主連邦軍がたびたび鎮圧に向かう。

民主連邦と華南共和国で黎華議定書というものを結んでおり、この条約で完全なる傀儡国家となっている。
条文は以下の通りである。

・連邦政府ハ共和国内ニ統監府ヲ設置スル
・共和国政府ハ、連邦政府ノ推薦スル人物1名ヲ財務顧問トシテ傭聘シ、財務ニ関スル事項ハ総テ相談スヘシ
・統監ハ共和国ノ外交ニ関スル事項ヲ管理スルタメ上杯ニ駐在スル
・共和国政府ハ施政改善ニ関シ統監ノ指導ヲ受クルコト

広大な土地だけあって、共和国内部で地勢は大きく異なっている。
東部沿岸、並びに南部は気候が温暖で、地味も肥えており産業の中心となっている。
中央部には大分黎山脈があり、連邦の領土の中で最高峰の美雄山もここに位置している。
山脈からは鉄鉱石や石炭などの資源が豊富に採れ、共和国の「ドル箱」である。

一方西部、特に山が険峻な北西部は東部と比べて貧しく、所得格差は数十倍に上ることもある。
そのため治安が不安定であり、匪賊・軍閥・共産ゲリラ等ありとあらゆる反乱分子が跳梁跋扈する。
これらの対処も共和国軍並びに民主連邦軍の役目であり、かなり手を焼いている。


華南共和国の主な都市

上杯・・・華南共和国最大の都市。
その貿易額は華南共和国どころか民主連邦を含めても勝るとも劣らない。
近年目覚ましい成長を遂げており、華南共和国政府は経済特区として指定している。
元々は自治都市であったが、華南事変に乗じて勢力圏に編入された。
民主連邦にとって、華南地域を掌握しようと始めた華南事変は莫大な戦費がかかったが、十分元は取れているともいえよう。華南共和国の首都である。

高菜・・・極東イージア防衛の要。
地図から見ると大分辺境にある都市だが、民主連邦の防衛にとってすこぶる重要な場所でもある。
東イージア経済にとって重要な、東シア海峡に影響力を及ぼすことができるからである。
鯛湾全島が支配下に置かれた歴史は浅く、移民・開拓活動が進められている。

叛港・・・華南共和国南部の大都市。
少し前に民主連邦の防衛力に不安が生じたため、LEGO連合王国が租借し、基地を設営した。
同王国資本により、租借前と比較して貿易額は右肩上がりに伸び続けている。
また外国の情報も入りやすいため民主連邦内ではもっとも自由度が高く、様々な出版社がここに本社を置いている。
本土とは巨大な橋でつながっている。

刃華西・・・北西部の山間にある都市。
北西部地域では共和国の統治がちゃんと及んでいる貴重な地域。いわば前線拠点である。
要塞都市である一面、近頃信者を伸ばしている「はかせ教」の聖地でもあり、巡礼者は絶えない。
産業はあまり発展していないが、歴史は古くかつては工房都市であった。
現在は都市自体が要塞化されており、軍隊が常駐する物々しい地域である。


【政治体制】
7N-DZvgA.jpg
〈民主連邦の指導者たち。制服の帝国である。〉

名目的には大統領制であり、国民に選ばれた議員が所属する民主連邦最高議会が国権の最高機関…のはずだった。
しかし逮捕・リンチを辞さない激烈な選挙干渉の結果、議会は軍部の上意下達機関となった。
最高議会は議員1000名と極めて多く、事実上形骸化している。
更に現在は大統領が軍人であり、そのまま階級も保持している。

議会は海軍派と陸軍派によって分かれており、さながら二党制のようである。
もっとも両派ともに軍拡を主張していることには変わりはない。
また、内閣には陸軍省、海軍省という組織があり、気に食わない議員のクビを吹き飛ばすぐらいな強力な権力を持っている。
当然だが両省の仲は極めて悪く、予算の奪い合いが頻発している。

なお副大統領による政治改革の結果、強い中央集権制が和らぎ、ある程度地方の分権化が進んだ。
それまでは中央官僚が幅を利かせ、賄賂がないと地方はろくな予算を獲得できない有様であった。
地方分権によって腐敗が抑制されたものの、相変わらず収賄は残っている。
一言でまとめると、権威主義的な軍事政権である。




【制作後記】

架空国家、民主連邦についての基本設定です。
我ながら実にひどい国だなぁと思います…。でも欠陥があった方が書きやすいですよねぇ
暇な時間に国の設定についてあれこれ考えていたらなんだかすごく長くなってしまいました。

プロフィール

けーにっひ

Author:けーにっひ
駄作兵器と失敗兵器と旧兵器が大好きな人。
ロマン溢れる歪んだ兵器をレゴで作るのが趣味。
コメントいただけると嬉しいです。
どうかよしなに。

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