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ようこそ!このサイトへ!ダメな性能ですが、愛しくて哀しいレゴの兵器を作っています。
架空国家とその軍隊についての設定と解説が主なコンテンツです。
感想いただけると大変嬉しいです。

最新記事:ロムルス・アウグストゥス級巡洋潜水艦を更新しました!

目次

民主連邦について
私、ケーニッヒが作った架空国家、レゴランド民主主義連邦(通称DUL)についての設定です。

民主連邦陸軍
メインコンテンツ1。主に陸戦兵器についての作品集です。ロマンに生きる残念な性能です。

民主連邦海軍
メインコンテンツ2。主に海戦兵器についての作品集です。同じく残念な性能です。

内務軍
民主連邦の防空とか治安維持とかそういうのを担当する三つ目の軍、内務軍の兵器です。

雑記
管理人の近況です。

オフレポ
管理人が参加したオフ会のレポート。内容察してね!

民主連邦の過去設定
レゴ国際連合があった頃の民主連邦の兵器とか設定の記事です。現在は引き継いでいません。



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十七年式七糎半野戦砲

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75mm Field Gun 17th Year Type


【概要】
民主連邦陸軍砲兵隊が擁する主力野砲である。
歩兵砲より射程が長く重い点で、何となく住み分けがなされている。
連隊附属の砲兵旅団で多く配備されていることから、「連隊砲」と呼ばれた。
古めかしい外見と時代遅れの性能だが、軽くて丈夫で安いことから汎用的に使われている。


【開発経緯】
民主連邦陸軍は特に大砲に拘る軍隊であった。
小さいものは歩兵砲から大きいものは重榴弾砲まで、多彩な大砲が前線で使い潰された。
歩兵を中核とする組織にとって、規律ある砲火力は不可欠なものであった。

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〈歩兵砲を引っ張る兵士達。銃火器の貧弱さを砲火力で補う必要があった。〉

しかし歩兵部隊が持ち運ぶ軽量簡便な砲では火力に限界がある。
それを補う存在こそが陸軍砲兵隊であった。
砲兵隊は牽引車両や輸送車両を多く擁し、歩兵では運用できない重砲を扱った。
一部の部隊を除き砲兵隊は旅団として歩兵部隊に附属し、前線兵士を支えた。

砲兵隊が旧来から既に擁している重砲としては、十五年式三十六糎超重榴弾砲が存在した。
この巨砲の攻撃力はとんでもないものであったが、運用もとんでもなく面倒なものであった。
小回りが利かず、設置にも発砲にも撤収にも時間と手間がかかったのである。
前線部隊はより軽量かつ扱いやすい大砲を求めていた。

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〈重榴弾砲。敵に破壊されるよりも前線で放棄される方が遥かに多かった。〉

また十五年式重榴弾砲は射程が短い点も、融通の利かなさに拍車をかけていた。
その問題を受け、陸軍兵器局は簡便かつ長砲身の野戦砲の運用を構想した。
計画された砲口径は75mm。これは歩兵砲や重戦車砲と同じ大きさである。
(ただし使用する弾薬は当然違った。)
実際にその計画を受けたのは、当時民主連邦の火砲をほぼ一手に担っていた銀星重工である。

設計は意外にも順調に進んだ。
銀星重工には今まで諸外国兵器のライセンス生産やデッドコピーで蓄積した技術力があった。
また歩兵砲と比較すると、重量の制限をそこまで気にしなくてもよかったという事情もあった。
試作型は命令から9か月後には早くも完成していた。

兵器局は試作砲を受け取り検証の末概ね問題ないと判断、些末部分を改良の上量産する旨指示した。
重工側は砲架強度の設計を一部見直し、早速量産を開始したのである。


【性能】
十七年式野戦砲は、それ自体はかなり保守的な設計であった。
特に顕著なのは砲車輪で、大きさと剛性を両立するため馬車のような古めかしいものとなった。
そのため振動に弱く、ほどなくして車両で牽引する時は時速10km以下と定められた。
それ以上の速度で牽引すると、軸が折損する危険性があったのである。

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〈前横から見た図。堅実な構造とも言えるし時代遅れの構造とも言えよう。〉

本砲は民主連邦陸軍が汎用的に使用する砲の中で、最も射程が長かった。
徹甲弾に榴弾、榴散弾と多様な弾種をぶっ放すことができた。
また初速が高かったため、泥縄式に対戦車砲として前線にて使われることもあった。
後に対戦車用途を見越して本砲用の成形炸薬弾が開発・運用されたぐらいである。

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〈敵装甲車に向けて砲撃する本野戦砲。見方を変えると砲兵陣地まで蹂躙されかけている。〉

現在、陸軍砲兵隊にとっての主力は、紛れもなくこの十七年式野戦砲である。
最前線から銃後、本国から辺境、ありとあらゆる場面にいるのである。
古めかしい設計だが、その簡便な設計は高い信頼性と量産性を生み出した。
民主連邦が手掛ける戦場の多くに本砲は姿をあらわし、兵士と運命を共にしている。

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〈傷ついた市街地に砲兵陣地を構える様子。最低3人で操砲できた。〉

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〈擬装された陣地に潜む十七年式野戦砲。過酷な環境でも確実に動作した。〉

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〈砲兵隊を閲兵するセカエ大統領一行。砲口から権力は生まれる。〉





【開発後記】
標準的な野戦砲が欲しくて作ってみました。
作ったのはだいぶ前ですが、なかなかネタにしにくく放置してた感じです。
馬車の車輪を使った結果、武骨な旧めかしさが演出できた気がします。
大砲はジオラマと組み合わせると、とても絵になって楽しいですね!

十七年式軽戦車ピルムバタ

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17th Year Type Light Tank Plumbatae


【概要】
民主連邦陸軍が満を持して送り出した次世代主力戦車。
今までの戦訓を基に、武装や足回りの設計は一新されている。
走攻守バランスが整っており、無難に弱い軽戦車である。
それでもないよりは遥かにマシなので、前線からも喜ばれている。


【開発経緯】
劣った民主連邦陸軍の中でも、特に装甲部隊は目に見えて時代遅れであった。
戦車を始めとする装甲車両は、歩兵の支援に徹するのが陸軍の原則である。
それに従い装甲車両は旅団として分割され、有力な歩兵連隊に付属した。
一部の騎兵部隊(と言う名の軽装甲車部隊)を除き、民主連邦の装甲部隊は基本的に自己完結し独力で戦闘することは想定されていなかったのである。

そのため陸軍が誇る十三年式主力戦車「バリスタ」は、対歩兵戦闘に重きを置いた設計であった。
世界中を見渡しても、側面に機銃スポンソンが取りついた主力戦車はこれぐらいしかないだろう。
当然速度も歩兵が追随出来る程度以上はあまり求められていなかった。
しかし凄惨な戦訓からバリスタは大幅な改造が繰り返され、初期型とは別物になってしまった。
度重なる改良は非合理的かつ非生産的なものであり、その生産を圧迫していたのである。

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〈十三年式戦車の初期型と最新の改良型。思えば遥々遠くまでやってきた。〉

一部の(ほんの一部の)開明的な技術将校達は、これを機に速力に秀でた「まともな」主力戦車を新規に開発、配備することを考えた。
しかしそのようなドクトリンの根幹を揺るがす提案は、闇に葬りさられる危険性が高い。
そこで彼等は提案した新型戦車について、騎兵部隊が有する軽装甲車の役割も同時に担うため快速性を重視したことにし、統一した規格を量産配備するメリットを説いたのだった。
安く早く強く戦車が配備できる点は、万年貧乏性の軍上層部には抗えない魅力である。
遅かれ早かれ開発命令は出たのであった。

設計に当たったのは、曖昧な仕様要求を低性能ながら形にすることに定評のある銀星重工である。
銀星重工の技術陣は既存の十三年式戦車のサスペンション構造をそのまま流用しつつ、極めて常識的な構造にまとめたのであった。砲塔は某国のものをデッドコピーした。
もっとも車高が他国戦車比較して高くなったのは、この国の技術力の底を表している。

試作車は特に問題なく(砲塔の回り方に問題があるぐらいだった)、滞りなく量産が開始された。
完成した量産車は古代ローマにおける投げ矢から「ピルムバタ」と名付けられたのである。


【性能】
十七年式軽戦車ピルムバタは三人乗り、武装は45mm速射砲が1門、7.7mm機銃が2挺だった。
内訳は操縦手が1名、無線機・機銃手が1名、そして砲手兼車長が1名である。
3名で一車両が動かせる点は、多砲塔戦車等でやたらと乗員がいる装甲部隊にとってありがたかった。
ただし車長1人で砲塔を動かすには、相当の熟練が当然のように必要とされた。

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〈後部から。新規設計の発動機を積んでおり、快速性を発揮できた。〉

特筆すべき性能はないが、走攻守揃っており壊れにくかったため、前線から重宝された。
少なくともそれ以前の戦車より遥かにまともだったためである。
歩兵装甲車問わず一定程度の攻撃力があり、悪路走破性も高かった。
諸外国からは「偉大なる凡作」と呼称された。

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〈砂丘地帯を歩兵と共に進撃するピルムバタ。難なく動いた。〉

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〈熱帯雨林を切り開き進むピルムバタ。これでも難なく動いた。〉

本戦車を頼りにしたのは民主連邦軍だけではない。
皮肉なことに、後に民主連邦と敵対する華南の軍閥勢力もピルムバタを愛用した。
継続的な武力衝突により、まとまった数の車両が鹵獲されたためである。
鹵獲した戦車は敵味方の識別のため紺青に塗分け、戦地に投入された。
また一部の車両は砲塔を外し、歩兵用の重墳進砲が搭載された。

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〈軍閥勢力によって鹵獲された車両。敵味方問わずちゃんと頼りにされた。〉

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〈墳進砲が載せられた鹵獲ピルムバタ。凶悪な火力により民主連邦将兵から恐れられた。〉

現在十七年式軽戦車は民主連邦陸軍の優良装甲部隊に優先して配備されている。
車両数では十三年式主力戦車に匹敵するぐらいである。
もっとも生産費用は高止まりし、全車両の更新はまだまだ先の話である。
本戦車はこれから民主連邦軍の顔となるだろう。

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〈閲兵に臨む装甲部隊。車高がやたら高いのがわかる。〉





【開発後記】
一幅履帯が手に入ったという事で思い切って使って作ってみた軽戦車です。
慣れないからか民主連邦らしからぬ真面目な設計となってしまいました。
でも実はサスペンションをつけたり初の7幅車体だったり砲塔バスケットをつけてみたりと、技術的な意味では私にとってかなりのブレイクスルーだったりします。
ジオラマに合わせやすい点でも好きな作品ですね。















民主連邦における政治機構と指導者たち

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【民主連邦における政治組織】

民主連邦政治組織
〈民主連邦政治機構概略図〉

レゴランド民主主義連邦の中枢は上記のような組織図で説明される。
民主的な国家であり、大統領と首相が権力を相互に監視する体制…のはずだった。
とはいっても民主政治なんて一度も行われたことはない。自由もあまりない。
各組織で有する権力の差が著しく、建前と実態が乖離しているのが実情である。

この中でも陸軍省と海軍省の権力が特に強く、気に入らない議員のクビを吹き飛ばすことができる。
また広範な職掌を持ち、内務軍という暴力装置も保持している内務省も卓絶している。
基本的には寡頭政をとる軍主導による政治と言って差し支えないと思う。
以下は各組織の概要である。

A.大統領府…民主連邦最高の権力組織
もちろん大統領によって統括される。国軍指揮、予算、人事、外交等その権力は絶大である。
それゆえ4年に一度、国民投票によって選出されるはず…なのだが当然選挙は機能していない。
長年対立候補がない事実上の信任投票が続いている。
独裁者並の権力を持つ、が陸海軍の高官たちにも配慮しないといけないのが難しい所である。
民主連邦では権力は常に銃口から生まれているからである。
 
B.内閣…文官組織の最高峰
首相がその代表である。民主連邦最高議会から任命される。
大統領に対しては不信任を表明することができ、大統領の権力濫用を防止する役目であった。
しかし現在の首相は幼女が務めており、その点全く機能していないと言わざるを得ない。
そもそも憲法上大統領は首相に優越すると規定しているため、事実上肩書だけである。 
各省の統括指揮が主な役目だけれど、現在慣例上大統領府がその代行をしている。

C.民主連邦最高議会…国権の最高機関だったもの
憲法上は国権の最高機関。連邦制という観点から各地方が代表を議員として送り込む。
だったのだが現在は完全に骨抜きにされている。
議員の定数が大幅に増やされ、退役軍人や勲功者が大量に捻じ込まれたためである。
なお議員になると様々な特権を享受することができるため、憧れの職業である。
一応2年に1度改選されるけど、些末な問題である。

D.陸軍省・海軍省…軍の政治組織
他省と比較して圧倒的な権威を持つ省。そりゃあ武力を持っているから当然である。
なお陸軍・海軍大臣になるためには現役武官ではないといけない決まりとなっている。
主に軍政について扱い、部隊の編制や予算策定等々の平時任務を行っている巨大なお役所である。
議員が迂闊に非難したりすると罷免されたり、左遷されたり行方不明になったりする。
ちなみに戦時の作戦等は参謀本部が管轄する。ただその境目は結構曖昧。
  
E.内務省…広大な権力を持つ文官組織
陸海軍省からみたら多少劣るが、他の省から見れば優越した権力を持つ組織である。
主に内政担当。特に治安維持を一部担当している点が強い。
近年、更に軍の補給や鉄道を管轄する内務軍を配下に有するようになる。
そのため市民生活により強力な介入ができるようになった。
当然、内務大臣には有力な議員が配置される。

F.外務省
国家間外交の推進や調整を行う政治組織である。
といっても大統領府や有力軍人が勝手に外交しに行ってしまうためあんまり出番はない。
その後のアフターフォローや調整・謝罪役である。

G.農商省
特に商業が発達している民主連邦産業の保護発展を推進する省。
統制経済を目指しているがなかなかうまくいかない。

H.財務省
普通の国は大抵財布を握っている組織が強いが、民主連邦に於いてはその限りではない。
その役目はいかに多くの軍事予算を負担や不満がかからない形で引き出せるかという事である。
年々巨額になる軍事予算に頭を悩ませている。拒否すると大臣のクビが飛ぶ。

I.司法省
最も権力を持たない省である。
そもそも司法が行政府の下にあることに、この国の本質が見えるだろう。

J.労働省
民主連邦国民の適切な労働を監督し、健康の増進に努める組織である。
人民を塗炭の苦しみに追い込むと暴動や革命が怖いので、宥和に努めている。

K.参謀本部
民主連邦陸海内務軍の作戦を指揮する組織。
本来なら大統領府の諮問機関に過ぎないのだが、当然この国では絶大な権力を誇る。
ただし陸海軍のセクションの問題があるため、慣例上参謀総長と参謀次長のどちらかを陸軍、どちらかを海軍軍人にしている。
人員も陸海軍で大体均等に配分されるという徹底ぶりである。
現在は海軍出身者が大統領なので、総長を陸軍、次長を海軍軍人が務めている。

行政組織図
〈つまり事実上の組織はこのような命令系統となっている。民主制ではないのだ。〉


【民主連邦を指導する高官たち】

セカエ大統領
大統領
民主連邦本国北部の中核都市、チューハノイ出身。海軍元帥にして民主連邦の最高権力者。
先代の大統領から権力を受け継いだ、いわば二世大統領である。
ただ先代大統領ほどの力量も手腕も才能も特にない。
彼の主な関心は私腹を肥やすこと、そして己の出身である海軍の強化である。
兵器局が開発したさまざまな新兵器に奇想天外な提案をして技術者たちを困らせるのが趣味。
一時期帝政にしようかと考えたが、政府高官たちに止められた。好物はピザとアイス。

カヤシロ副大統領
副大統領
前ビールマ州総督。前任の副大統領が急逝したため副大統領となった。かなりの大抜擢である。
出身はジャガルタ近郊。難関プノンペンネ国立大学を首席で卒業後、官僚となった。
「南部出身者は高官にはなれない」という慣習を打ち破って出世し、各州の総督を歴任した。
その後ビールマ州にての反政府活動を抑止した働きを認められ、現在の地位となる。
性格は温厚。地方分権主義者である。モットーは「子どもたちが笑顔で暮らせる国を目指す。」
インフラや教育の充実に力を尽くしており、民主連邦の内政はこの男によって支えられている。
あとロリコンである。

イマケ官房長
官房長
大統領の頭のあんまりよくない命令を改変して対処する役目。文官である。
官房長自体は役職的にそんなに偉くはないが、内実は莫大な権力を持っていたりするのはそのため。
首都プノンペンネ近郊出身である。文官のエリートコースを登りつめここまで来た。
能力自体は極めて高く、優秀な官僚である。
滅茶苦茶なトップでも国が運営できているのは、この人物が寄与するところが極めて大きい。
ただあまり性格はよくない。

ナカニセキ参謀総長
参謀総長
南部の大商業都市シンガボーロ出身。陸軍大将である。
自称民主連邦の若き策士。民主連邦軍の指揮、作戦を一手に背負う。
初代大統領の時にひたすら追従を繰り返し、遂にこの地位に登りつめた。
軍の作戦方面のトップである。黒い参謀軍服はエリートコースの証だ。
とはいっても、海軍には命令が出せないことを苦々しく思っている。
今日も彼は陸軍大臣とタッグを組んで、陸軍の充実と海軍の縮小に邁進している。

ホシウォカ参謀次長
参謀次長
プノンペンネ出身。海軍中将である。海軍の作戦を統括する。
海軍の権限保持と拡大に全力を尽くす海の漢である。
海軍大臣と比べると若干(ほんの若干)現実認識にたけており、近年の民主連邦海軍におけるブラウンウォーターネイビーの志向はこの男の意向が大きい。
ただし別に彼が開明的というわけではなく、予算を引き出すための方法に過ぎないのであるが。

ティグサ陸軍大臣
陸軍大臣
シンガボーロ出身。陸軍大将。
試験秀才で、学科の成績だけでここまで上り詰めた。
さまざまな理由をつけて陸軍予算を拡大する。
その抜群の手腕から「たかり屋」と呼ばれている。
ちなみに兵隊を率いたことはないらしく、現場の事はあんまりよくわからない。
彼が関心がある事は国家予算からどこまで陸軍に回してもらえるか、そしてどうすれば海軍を廃止できるかについてのみである。
そういう点では軍政について主に扱う陸軍省のトップはまさにうってつけだったと言える。

シサカマチ海軍大臣
海軍大臣
南部の大軍港、タラント出身。海軍大将。
弁が立つため陸軍との予算交渉で珍重され、現在の地位まで上り詰めた。
大艦巨砲主義の信奉者であり、その野望のために全身全霊を賭けて海軍予算の拡張を目指している。
また熱血漢であり、質問した議員へ「ばかやろう」と一括して、問題になった話は有名である。
ちなみに船に弱く、酔い止めがないと乗船できない。

フティミ内務大臣
内務大臣
現華南共和国の首都上杯出身。
民主連邦の高官にしては珍しく、本国出身ではない。
もともと掃除機のセールスマンだったが、その弁舌の才が認められめでたく内務省に入省、そのまま出世して大臣となった。
民主連邦の重要な情報は大抵この者の口から伝えられる。
巧みな語り口で民衆の不満を抑えることに関しては、他に右に出るものはない。
洞察力も鋭く、民主連邦の残念な現状をもっともよく見ている人間でもあるが自分から動こうという気は特にないらしい。


ナゴ華南共和国大統領
共和国大統領
民主連邦の傀儡国家、華南共和国初代大統領にして共和国軍の総司令官を務める。
元民主連邦陸軍中将である。華南共和国という傀儡をコントロールされるために派遣された。
共和国成立時に民主連邦陸軍機甲部隊を率い、自ら国の誕生を主導した経緯がある。
巨大な傀儡国家、華南共和国の建国における中心的な人物である。
現在は大統領自ら富国強兵を務めており、華南共和国軍はさながら彼の私兵と化した感がある。
その武器兵器共に精鋭であり、同国は本国の頸木から脱却しようと邁進しているのである。

カクウォザ華南共和国副大統領
共和国副大統領
華南共和国の副大統領。元民主連邦陸軍大佐である。共和国陸軍中将でもある。
民主連邦陸軍勤務時代は参謀本部に配属されており、北部方面課の作戦課長であった。
ナゴ大統領の華南軍私兵化に恐れをなした本国高官達が、監視役として急遽彼を副大統領にしたのである。
その任務は適度に共和国の内政をする事、そして共和国の状況を本国に逐一通達する事である。
共和国自体まだ弱く本国に従属せざるを得ないため、彼は今日も副大統領の座にとどまっている。


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〈高官会議の様子。国の頭は国会ではなくここである。〉





【執筆後記】
国のキャラクター付けです。
ろくでもない国のほうが書いてて楽しいと、私は思ってやみません。
ちなみに人名は全て我が地元、名古屋東山線の駅名から採っています。





装甲列車

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Armoured Train

【概要】
民主連邦軍が世界に堂々と誇る鉄道警備の切り札。
特に先頭砲車の有する厳めしい外見と恐ろしい車幅は世界でも類をみなく、極めて特徴的である。
強力な攻撃力と防御力を誇るが、維持する費用も見た目通りベラボーに高く、運用する内務軍は運用コストに息切れしながら今日も何とか走らせている。


【開発経緯】
近代以降の軍隊において、鉄道は必要不可欠である。
機械化が他国と比較して著しく立ち遅れている民主連邦において、それはさらに顕著であった。
動員計画は鉄道と船舶輸送が基軸であり、あらゆる陸軍部隊の兵站は鉄路によって賄われていた。
自動車もある程度配備されていたが、それはあくまで輸送網の末端あるいは補助にとどまっていた。

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〈駅にて貨車に乗り込む兵士達。〉

鉄道の維持管理は、兵站輸送を担う内務軍の最も主要な任務の一つである。
円滑な人員・物資輸送を敢行するためには、あらゆる努力が犠牲をいとわず払われた。
巨大な軍隊を動かすためには、正確なるダイヤグラムと緻密な輸送計画が必要とされた。
そして当然それを遂行するためには、鉄路の安全が確保されることが肝要であった。

インフラ
〈民主連邦の主要インフラ一覧図。〉

しかし広大な線路網の警備は困難を極めた。
特にそれは未だ戦闘が断続的に勃発する民主連邦の傀儡国家、華南共和国内で顕著であった。
敵対する軍閥兵士や民兵たちは容易に駅を襲撃し、線路を爆破し、貨車を叩き壊した。
警備する共和国軍や民主連邦駐屯軍は常に後手に回った。

特に深刻なのは車両の被害であった。
輸送中の部隊は脆弱であり、また後方の兵站が脅かされることは軍事行動に深刻な影響を与えた。
主要拠点ごとに警備兵を置いて収まるには、華南の地はあまりにも広大であった。
まさに点と線の支配である。
共和国政府は泥縄的に馬賊を雇って治安維持を図ったが、抜本的な解決にはならなかった。

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〈鉄道警備を担当する馬賊たち。あまり当てにならなかった。〉

内務軍は前線から日々聞こえる苦痛を鑑みて、車両自体に攻撃力・防御力を付与することにした。
装甲列車の始まりである。
もっとも初めは既存の貨車や機関車に鉄板を取り付け、機関銃を備え付ける程度であった。
しかし鉄道を破壊しようとする軍閥側が躍起となり、大砲や爆薬付貨車、ついには軍用機まで持ち出し、対抗するため列車側も飛躍的に増強した結果、世界でも屈指の装備となってしまった。
そもそも先進的な国家軍では装甲列車自体不要だと思う。

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〈初期の警備車両。このころはまだ可愛かった。〉

完全編成の装甲列車が持つ火力は、1個方面軍に匹敵すると言われるぐらいである。
軍用車両も必要に応じて多様な種類が製作・運用されており、内務軍はオーソドックスな車両から特殊車両まで、豊富な種類を保有している。
なお内務軍自体は管理と運用を専門としており、搭乗する警備兵は陸軍が派遣している場合が多い。


【各車両の紹介】

A.十六年式先頭重火砲車
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本車両は極めて重武装であり、47mm速射砲塔2門、側面に75mm歩兵砲を4門も備え付けている。
側面に砲を載せたこともあり非常識な幅を持つため、限られた路線しか走ることができない。
先頭部分は衝角が備えつけてあり、正面に立ちふさがった障害物を文字通り粉砕することが出来る。

47mm速射砲塔は十三年式主力戦車等に載せられているものと同一のものである。
砲塔は某東側国家が保有していた戦車砲塔の設計を無断で流用しコンパクトにしている。
75mm歩兵砲は機動十五年式七糎半野砲と同じ砲を流用しており、射角が狭いことに定評がある。

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〈計6門もの火砲を搭載しているため、内部は極めて雑然としている。〉

空間のほとんどは砲弾が隙間なくびっしりと並べられていることがわかる。
何しろ砲手だけでも6名も必要なのである。
尊大な見た目と裏腹に装甲厚は控えめなので、ごくまれに敵弾が貫通して大爆発を起こす。
よりによってスポンソン側面部分にハッチがついている点も、その脆弱性に拍車をかけている。
それでもその火力は敵部隊にとって脅威であり、内務軍にはそれなりに尊重されている。
なお余りにも重量があるため、大型の機関車じゃないと編成に入れることが出来ない。


B.十七年式中間重火砲車
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十六年式先頭重火砲車の設計を全面的に見直し、利便性と常識性を高めた火砲車である。
武装は47mm速射砲塔2門。
側面砲を除去し衝角を控えめにした結果、車高を抑え、先頭でなくても運用できるようになった。
全方位に向けて安定して砲を指向でき使いやすいため、装甲列車の編成に多く使われている。
重量も軽減したため小型の機関車でも無理すれば牽引できるようになった。
2階には完全武装の内務軍兵士が搭乗しており、銃眼から安全に銃撃を加えることができる。

本車両は民主連邦海軍にも注目され、なんと秘かに台車を外し改造、装甲艦として使用された。
後の彼らの言い分では「理論上は可能だった」という事だが、当然うまくいくはずもなく、新造装甲艦「パインドネシア」として揚々進水したのち30分で浸水沈没することとなった。

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〈装甲艦「パインドネシア」級。この写真の後すぐ沈んだ。〉


C.十八年式重機関車
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連なる軍用車両を牽引する機関車。
その中でも十八年式重機関車は最も馬力が高いものであり、2基の発動機を内蔵している。
外見は実に武骨で、乗り込みやすいようにあちこちに手摺が取り付けられている等実用最優先の造りをしており、頑丈かつ整備性が高いのが強みである。

本車は他のものと比較して、設計が大幅に見直されていることも特徴である。
民主連邦が独自で製作した機関車として、十六年式軽機関車〈写真〉や十七年式重機関車が挙げられるが、設計技術が未熟であったため、両車両とも欠陥車として名高い。

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〈十六年式軽機関車。足回りに重篤な問題を抱えており、カーブが曲がれなかった。〉

本車両に限らず、民主連邦軍が使う機関車や貨車は、平時では民間需要を賄うために使用されている(ただし大半は国有鉄道によって運用される)。
準戦時や戦時に認定されると、内務軍が動員計画に従い段階的に徴用するシステムが構築されており、そのため戦時状態が長引くと国民生活に著しく悪影響を与えるという、実に軍事政権らしい愉快な仕様になっている。


D.十七年式速射砲車
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列車警備用の砲車である。
要塞用に使われていた57mm速射砲を2門備え付けており、即応火力を担う車両となっている。
乗員は4名。
速射砲は、要塞用としては貧弱だったためお役御免となったものを、内務軍が拾ってきた。
頑張れば装甲車両も撃破できるかもしれない。

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〈57mm速射砲。可もなく不可もなくといった性能である。〉

仰角は広めにとれるが、対空砲にはならない。
中央部分には申し訳程度の装甲天蓋と砲弾ラックが備え付けている。
砲弾ラックに敵弾が命中すると、綺麗に貨車ごと吹っ飛ぶことで悪名高い。
本車両は比較的軽く汎用性が高いので、多くの編成で使用されている。


E.十八年式重速射砲車
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十七年式速射砲車に小改良を施し、より高威力な75mm速射砲を搭載した列車警備車両である。
75mm速射砲は同じく不要となった要塞からもぎ取ってきたものであり、贅沢にも防盾までつけたため、かなり図体が大きくなってしまった。
そのため1門しか載せる空間がなく、それでもギリギリなので旋回半径がかなり制限されている。

しかし57mm速射砲と比較して貫徹力や爆風半径は大きく、射角をつければ射距離をのばせる。
列車警備用のみならず、前線に引っ張り出されて火力支援に当たることもある。
車両は一応装甲化しているが、装甲天蓋部分に砲弾が詰め込まれていることは改良前と特に変わりがないため、往々にして貨車ごと吹き飛ぶことも変わりはない。


F.十七年式指揮車
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装甲列車を指揮する、いわば頭脳の機能を果たす車両。
車内にはぎっちりと通信機械や電子機器が詰め込まれており、武装は皆無である。
大きな鉢巻きアンテナが特徴。簡易的な編成の場合は持て余すので、大規模編成時に接続される。

高性能の通信設備を備えているため、陸軍が連隊や大隊本部として内務軍から借りることがある。
つまり外からみたら本車両に指揮官がいることが丸わかりなので、逆によく集中攻撃を食らう。
そのため一部の将校からは忌避されているという。やたらと高価なのも欠点である。

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〈指揮車を用いて臨時の司令部を設立している様子。〉


G.貨車
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ある意味円滑な輸送を担う装甲列車のメインと言うべき車両。
大型と小型の無蓋貨車が民主連邦では汎用的に使用されている。

大型無蓋貨車は4輪のボギー車であり、民間貨車に小改良を加えて軍用にしたものである。
具体的には側面に軽く装甲板を取り付け、自衛用と対空攻撃用に機銃架を設置した程度である。
歩兵部隊の大半はこの車両に詰められ、戦地に動員されていく。
快適度も何もかも取っ払った簡便なそのスタイルは、兵士たちから極めて評判が悪い。
鉄道輸送を担当する内務軍も、さすがに兵士がかわいそうだなと思い、屋根付きの客車を新規設計することも考えたが、そのコストから動員計画が破綻することが判明したため、事実上棚上げとなってしまった。

小型無蓋貨車は2軸の簡易的なものである。
大型貨車と同じく大量に使用されているが、こちらはどちらかというと荷物用である。
通常警備兵が1人搭乗する。


H.十六年式観測機搭載車
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小型の観測用オートジャイロを内部に格納した特殊車両である。
その限定的な用途レアリティが高く、国内外の撮り鉄が虎視眈々と狙っていることで有名である。

オートジャイロを飛ばすことで装甲列車の目となること、そして列車と地上部隊の通信連絡も見越して設計・生産されたが、発着手順が頗る面倒くさいため編成から外されがちだったりする。
オートジャイロ発進の際には一度停車し、格納庫を開けた上でクレーンを使用して機体を外に出し、機材を組み立て、さぁめでたく発進となる。
当然格納する際も同じ手順を巻き戻すため、停車したまま時間が大変かかる。
それでも砲弾の着弾観測や周辺の哨戒には便利なので、特に重要な編成の際には編入される。

I.十七年式警備歩兵車
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列車護衛する歩兵部隊を載せるための2軸無蓋車である。13mm機関砲を1門装備。
内務軍ではなく、陸軍歩兵が搭乗するのが原則である。
小銃用の銃座も取り付けられており、全方位に向けて銃撃を加えることが出来る。

簡易的な編成から大規模な列車群にまで車列に加えられており、最後尾に置かれることが多い。
全周を装甲板で覆われているが、特に防御力は高くないため、搭乗兵士の安全性はあまりない。
それでも貨車に載せられるよりはましである。
車内には折り畳み式の対空機銃架が備え付けられており、必要に応じて機銃を取り付けなおし、対空攻撃を敢行することが可能である。


【運用】
任務に応じて編成を柔軟に変えることができるのが、装甲列車の強みである。
以下民主連邦軍列車編成の代表的な三例を示してある(下図)。

民主連邦軍装甲列車編成案図

1は最も気合が入った編成であり、列車単体で自己完結性を持つことを目指したものである。
定期輸送便でこの編成にすると差し引きで大赤字なので、特に重要な編成もしくは鉄路を利用して、装甲列車自体が能動的に敵部隊を襲撃する際に用いられる。
砲や機銃火力だけ見れば通常編成の1個連隊を凌駕する火力を持っており、将官クラスが直接指揮に当たることが通例となっている。
この規模は本国では示威行動の時以外は滅多に見られず、華南共和国内で限定的に運用される。

2は最も汎用的に使われている編成であり、物資の効率的な輸送を主目的としているものである。
火砲は少ないが、自衛程度には十分な攻撃力を有し、コストパフォーマンスが高い特徴を持つ。
華南共和国内の軍用鉄道や、後方から前線の物資集積地を結ぶ路線はこの編成を多くとっている。
歩兵車が先頭に置くことで前方の脅威に対し機銃を掃射することができ、また万一線路に危害が加えられた場合でも、最悪先頭の歩兵車が犠牲となることで、後方の高価な機関車を守ることができる。

戦地輸送におけるもっとも実用的な編成が3である。
先頭に貨車を置くことで、線路に爆発物が仕掛けられる等の事態でも、被害を最小限に抑えられる。
小型貨車には大抵歩兵数名が搭乗し警備につくが、吹きっさらしなうえ最も死傷率が高い場所なので、拒否権がない新兵が当たることが多い。
また火砲車をつけることで、戦場における限定的な火力支援にも使用される。


【性能】
 装甲列車が警備に当たったことにより、鉄路の安全性は格段に高まったことは間違いない。
以前は特に本国外の地域においては、主要インフラでさえ当てにならないものであり、一部では馬匹を中心とした前近代的な輸送光景が随所で見られた。
しかしインフラ専門の内務軍の創設を契機として効率的な兵站輸送計画が実施されたこともあり、装甲列車の配備運用に反比例して鉄道の破壊件数は減少していったのである。
装甲列車の運用はつまりまとまった数の部隊と火砲を驚異的な速度で移動させることができるわけで、後進的な民主連邦軍にとっては大変重宝されたのであった。

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〈橋を渡る装甲列車。威圧感はたっぷり。〉

装甲列車は民主連邦が有する兵器で最も強力なものの一つである。
その運用は内務軍に大きな権力を与えたことも重要な点である。装甲列車を基点として、内務軍は人員や予算を以前とは比較にならないほど自由に取り扱えるようになった。
一方でそれは民主連邦の軍事費が雪だるま式に拡大し続けることを意味しているのである。




【開発後記】
装甲列車です。足かけ2年ぐらい、ちまちまと車両を作りこの規模まで増えました。
車両単体ごとに記事を書くことも考えたのですが、やはりひとくくりで書くことにしました。
展示会等では自作品の顔みたいなもので、大変気に入っています。
とても脆くて幅がトレイン作品としてはおかしなぐらいあるのも、ご愛敬ってやつです。
プロフィール

けーにっひ

Author:けーにっひ
駄作兵器と失敗兵器と旧兵器が大好きな人。
ロマン溢れる歪んだ兵器をレゴで作るのが趣味。
コメントいただけると嬉しいです。
どうかよしなに。

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